王子動物園がリニューアルをはじめます。
~もっと動物にやさしく生まれかわります~
計画のポイント
The outline of the plan
市街地にありながら六甲山系に近い立地特性や景観を最大限に活かしつつ、動物福祉の向上を図ることはもちろん、動物の飼育に注力すると共にその取り組みの成果を生息地の野生動物の保護や生息環境の保全につなげます。
自然に囲まれた中でいきいきと過ごす動物たちの姿を来園者が一日中、ゆっくりと観察し、遊び、憩い、その中で自ずとSDGs に配慮した暮らしに目を向けることができる動物園を目指します。
わかりやすく学べるようゾーニングを設定
1
サバンナゾーン
アフリカのサバンナに生息するキリンやシマウマ、カバ等を展示。 サバンナエリアに生息する複数の動物種を見通せる「通景」の演出により、臨場感のあるゾーンとします。
2
世界のネコ科ゾーン
アジア、アフリカ、南アメリカ等に生息する大型ネコ科のアムールトラやライオン等をはじめ、中型ネコ科のシベリアオオヤマネコ等を展示。 形態的な特徴の違いを見比べながら観察できるゾーンとします。
3
南米ゾーン
南アメリカに生息するフラミンゴやアリクイ、カピバラ、ナマケモノ等を展示。南アメリカの多様な動物を観察できるゾーンとします。
4
世界の霊長類ゾーン
アジア、アフリカ等に生息するボルネオオランウータンやシロテテナガザル、チンパンジー等を展示。 生息環境の再現によって、各環境に適応した能力の違いを観察できるゾーンとします。
5
アジアゾーン
アジアに生息するアジアゾウやジャイアントパンダ、シセンレッサーパンダ等を展示。 緑豊かな六甲山を背景に近隣諸国の希少動物を身近に感じられるゾーンとします。
6
神戸~日本の自然ゾーン
神戸市域をはじめ、国内に生息する身近な希少動物を展示。 身近な自然環境の豊かさや生物多様性に気づき、考えるきっかけになるゾーンとします。
7
海獣ゾーン
海辺で主に暮らすホッキョクグマやアシカを展示。 陸上動物とは異なる海の暮らしに適した運動能力を観察できるゾーンとします。
8
オーストラリアゾーン
オーストラリアに生息するコアラやカンガルー等を展示。 オーストラリアで独自の進化をとげた有袋類等の形態的特徴が観察できるゾーンとします。
9
爬虫類館
熱帯のジャングル、サバンナ等に生息する爬虫類を展示。 爬虫類が生息する多様な環境を再現した施設とします。
動物の展示方法も工夫します
- 動物の生息環境を再現する展示
- 動物本来の能力や行動を引き出す展示
- 複数の動物種を見通せるような「通景」
- 動物を間近に観察できる場所
さらに詳しい計画内容は、以下の王子動物園リニューアル基本構想 、王子公園再整備基本計画【王子動物園編】をご覧ください。
※【全体編】6ページ、【王子動物園編】2ページのコレクションプランの一覧表では、わかりやすく表記するため2つの品種を1つの種としている動物があります。
(維持種)ヒツジ:コリデール品種、サフォーク品種
(調整種)アヒル:アヒル、コールダック
この結果、該当種数を足すと125種になりますが、上記の理由から動物園での管理上では合計欄の127種となります。
リニューアルに関する直近の動き
Renewal Information
動物園が小さくなる??
気になる質問はこちらで確認
Faq
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工事はいつから始まるの?
2024年秋頃から着手し、順次各施設の整備を進めていきます。
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どんな動物園になるの?
動物ファーストを基本とし、古くなった獣舎・施設を更新しながら、もっと動物がいきいきと過ごせる動物園にします。
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動物園の広さは変わらない?
変わりません。
現在と同程度の広さでリニューアルします。動物園の北園を王子プール跡地に移転します。 -
動物園は工事のために休園するの?
開園しながらリニューアルを工事を行います。
工事で一部の獣舎や施設がご利用いただけなくなる場合があります。
その他のご質問は、「王子公園再整備 よくあるご質問と回答」をご参照ください。
これまでの動物園の取り組み
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