2022年06月30日
ジャガー「アステカ」が転出します
昨年夏、当園のジャガー「アトス」(オス)と「ネリア」(メス)との間に生まれた双子の仔のうち、「アステカ」(オス)が、日立市かみね動物園での繁殖を目指し、2022年7月6日に転出することになりましたので、お知らせします。
なお、「アステカ」は、7月4日に静岡市立日本平動物園からかみね動物園に移動する予定の「小麦」(メス)と、性成熟後(オス2~3歳頃、メス1~2歳頃)に繁殖に取り組む予定です。
◆移動日◆
2022年7月6日(水)
※休園日であるため、移動の様子はご覧いただけません。
※当園で最後に「アステカ」をご覧いただける日時は以下のとおりです。
7月4日(月)9時~11時40分ごろ
◆ジャガー「アステカ」◆
生年月日:2021年8月18日(10ヶ月齢)
性別:オス
出生地:神戸市立王子動物園
◆参考情報◆
・繁殖相手について(予定)
「小麦」(メス、7ヶ月齢)
2021年11月26日 静岡市立日本平動物園生まれ
2022年7月4日 日立市かみね動物園に移動を計画
・当園の他の飼育個体について
「アトス」(オス、12歳、アステカ・マヤの父親)
2009年12月11日 ポーランド ワルシャワ動物園生まれ
2013年6月27日 神戸市立王子動物園に来園
「ネリア」(メス、3歳、アステカ・マヤの母親)
2018年8月21日 南アフリカ共和国 Akwaaba Predator Park生まれ
2020年11月12日 神戸市立王子動物園に来園
「マヤ」 (メス、10ヶ月齢、アステカの兄妹)
2021年8月18日 神戸市立王子動物園生まれ
・ジャガーについて
中米から南米大陸中部の熱帯雨林、草原、沼地等に生息する。がっしりした体つきで、木登り及びネコ科動物としては珍しく泳ぎを得意とし、カピバラ、ワニなど様々な動物を、強力な肢と顎で捕食する。
多くの個体の体色は黄褐色に黒い斑紋があるが、全身が黒い黒変種もいる。野生の生息数は推定約6万頭で、密猟、駆除、生息地の開発が進み、絶滅の危機が高まっている(IUCNレッドリストによる分類は「準絶滅危惧 (NT)」)。
※ 国内のジャガーの飼育状況(2021年12月31日現在) 11園館21頭(オス12頭、メス9頭)
・輸送方法について
キリン「ひまわり」の輸送中の死亡事故を教訓として、輸送中の安全確保に努め、輸送方法や経路、動物の健康状態の確認方法等について、日立市かみね動物園と協議を重ねてきました。今回の輸送にあたり、温度管理ができる空調設備、「アステカ」を常時監視できるカメラを設置するとともに、飼育員と獣医師が同行し、一層の安全対策を講じていきます。