2022年06月29日
キリン「ひまわり」の輸送中の事故への対応について(続報)
今年4月、輸送中に亡くなったキリンの「ひまわり」について、先日、岩手サファリパークより、死亡原因や死亡に至った詳しい経緯などが公表されました。輸送中の転倒などの原因により、首が曲がった状態となったため、「肺水種を伴った肺うっ血」により死亡したものと考えられました。
(https://www.iwate-safari.jp/news/3615[岩手サファリパークHP] )
「ひまわり」を生み育てた当園としましても、岩手サファリパークと協力しながら改善点を見出し、今回の事故を教訓として、より安全な動物輸送に努めるとともに、公益社団法人日本動物園水族館協会をはじめ、全国の動物園や関係機関とさらに連携・情報共有を図り、動物輸送の安全性向上に貢献していきたいと考えています。
「ひまわり」の尻尾の毛の埋葬と献花台の終了について
「ひまわり」の遺体は、所有者である岩手サファリパークより、調査研究のために国立科学博物館へ寄贈されました。「ひまわり」が生まれ育った当園にも、尻尾の毛の一部をお送りいただきましたので、一部は園内の「動物科学資料館」に保存し、一部はキリン舎のバックヤード(非公開)にて埋葬する予定です。
休憩広場の動物慰霊碑前に設置した献花台には、多くの方々から連日たくさんのお花をいただきました。献花台は7月末をもって終了とさせていただきます。皆様から「ひまわり」への多大な愛情と追悼をいただきましたことに、心よりお礼申し上げます。
大変多くの皆様に悲しい思いをさせてしまい、あらためて心からお詫び申し上げるとともに、「ひまわり」の冥福をお祈りいたします。
