2022年04月14日
アジアゾウ「結希」(ゆうき)が引き続き「市原ぞうの国」で暮らすことになりました
アジアゾウ「結希」が引き続き「市原ぞうの国」で暮らすことになりました
経緯
王子動物園のアジアゾウ「ズゼ」と「マック」の間には過去に2頭の子が生まれましたが、「ズゼ」は子育てができず、人工哺育するも死亡してしまいました。そのため、2013年に「ズゼ」が再び妊娠した時、子育てを学んでもらうため、繁殖実績のある「市原ぞうの国」に移動し、ひとかたならぬご協力を得て、2014年6月に同園で「結希」が生まれました。
「結希」が生まれた当時、育児中であったゾウ「プーリー」が、自身の子「りり香」に加え、授乳ができなかった「ズゼ」に代わって「結希」にも授乳・育児を行う日本初の「代理母」となりました。「ズゼ」は2014年12月に王子動物園に帰りましたが、「結希」はこのような群れの中で生活できる環境のもと、「市原ぞうの国」の継続的なご尽力により現在も同園において元気に成長しています。
今後
昨年「結希」が7歳となり、身体的にさらに成育が進んでいくため、慣れ親しんだ環境でこれからも暮らすことが、「結希」の幸福と国内のゾウの繁殖のために最良であるとの結論に至り、今後についてはこれまでのご尽力への感謝も込め、「市原ぞうの国」のゾウとして迎え入れていただくことになりました。「結希」をこれまで見守っていただいたファンの皆様には、今後も「結希」への応援をよろしくお願いいたします。
このことに際し、「市原ぞうの国」からは同園で飼育されている動物(インドタテガミヤマアラシ2頭、ラマ2頭)を当園にお迎えできることになりました。また、将来「結希」の生存中に「市原ぞうの国」にてオスゾウが生まれた場合には、1頭が当園に贈呈されることになりました。
(参考)アジアゾウ「結希」について
・出生日:2014年(平成26年) 6月12日(現在7歳)
・出生地:「市原ぞうの国」
・性別:オス
・亜種:インドゾウ
(参考)「市原ぞうの国」について
所在:千葉県市原市
アジアゾウの飼育頭数:9頭(オス2頭、メス7頭)
繁殖実績:6頭(2007年~)