2019年08月13日
アムールヒョウの赤ちゃん誕生
7月29日(月)にアムールヒョウの赤ちゃんが3頭誕生しました。
アムールヒョウは、野生下で約100頭しか生息が確認されていない絶滅危惧種(亜種)です。
父親「アニュイ」と母親「セイラ」の間に生まれた初めての赤ちゃんですが、母親の「セイラ」が子育てできなかったため、3頭は人工哺育で育てられています。赤ちゃんはしばらくの間、非公開となります。
赤ちゃんの情報
出生日:2019年7月29日
性別:オス1頭、メス2頭
両親の情報
父親:「アニュイ」(10歳)
2008年10月12日 イギリス Wildlife Heritage Foundation生まれ
2011年2月24日 福山市立動物園に移動
2015年12月15日 広島市安佐動物公園に移動
2018年11月15日 神戸市立王子動物園に来園
母親:「セイラ」(4歳)
2015年4月8日 神戸市立王子動物園生まれ
王子動物園のアムールヒョウ繁殖歴
1996年8月30日に父親「カニム」と母親「サクラ」の間でメス2頭を出産
2015年4月8日に父親「アムロ」と母親「ポン」の間でメス1頭「セイラ」を出産
アムールヒョウについて
食肉目ネコ科ヒョウ属ヒョウの一亜種。ヒョウの中では最北の極東ロシアに生息する。密猟や森林伐採により個体数が減少し、絶滅の危機に瀕しており、野生下の生息数は近年やや回復したもののわずか100頭余りが確認されているだけである。IUCNレッドリストによる分類は、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類(CR)」。
国内のアムールヒョウ飼育状況
8園館15頭(オス7頭、メス8頭) ※2018年12月31日現在