2018年12月17日
アムールヒョウ「ポン」が転出します
アムールヒョウの「ポン」が大牟田市動物園に転出します。
アムールヒョウは、野生下で約70頭しか生息が確認されていない絶滅危惧種です。当園では、公益財団法人日本動物園水族館協会によるアムールヒョウ管理計画に基づき国内繁殖に取り組んでおり、この度、同計画に基づき、当園の「ポン」(メス)が大牟田市動物園に移動します。
このため、王子動物園では11月に転入した「アニュイ」(オス)と王子動物園で産まれた「セイラ」(メス)の2頭を飼育することになります。
移動日
平成30年12月27日(木)
※移動については非公開となります。
※12月27日は移動準備のため、ポンの展示は行いません。
アムールヒョウ「ポン」(メス)10歳
2008年(平成20年) 11月12日 広島市安佐動物公園生まれ
2011年(平成23年) 1月26日 神戸市立王子動物園に来園
当園の他の飼育個体
「アニュイ」(オス)10歳
2008年(平成20年) 10月12日 イギリス Wildlife Heritage Foundation生まれ
2011年(平成23年) 2月24日 福山市立動物園に移動
2015年(平成27年) 12月15日 広島市安佐動物公園に移動
2018年(平成30年) 11月15日 神戸市立王子動物園に来園
「セイラ」(メス)3歳
2015年(平成27年) 4月8日 神戸市立王子動物園生まれ
アムールヒョウについて
食肉目ネコ科ヒョウ属ヒョウの一亜種。ヒョウの中では最北の地域に生息する。密猟や森林伐採により個体数が減少し、絶滅の危機に瀕しており、野生下の生息数は極東ロシアで約70頭が確認されているだけである。IUCNレッドリストによる分類は、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類(CR)」。
国内のアムールヒョウ飼育状況
7園館15頭(オス7頭、メス8頭) ※2017年12月31日現在
大牟田市動物園
http://omutacityzoo.org/[大牟田市動物園ホームページ]