2016年09月11日
ユキヒョウ「ティアン」死亡
王子動物園のユキヒョウ「ティアン」(オス・13歳)が9月11日に急死しました。
死因は現在調査中です。
これまで体調不良等はみられませんでしたが、11日の早朝に寝室で倒れているところを飼育員が発見し、死亡を確認しました。
ティアンは2006年に来園した後、メスの「ミュウ」との間で繁殖に取り組みましたが、2頭の間に子供は生まれませんでした。
国内管理計画に基づき2012年には「ミュウ」は名古屋市東山動物園に転出し、新たに東京都多摩動物公園からメスの「ユッコ」を迎え、繁殖に取り組んでいました。
ティアンへの献花台を13日より王子動物園円形猛獣舎2Fユキヒョウ展示場南側に設けます。
【追加情報】
[10月12日]
病理組織検査等の結果、死因は全身の循環不全と診断されました。
循環不全の原因としては、心臓が弱っていたことや、急性の胃拡張などが考えられます。
ユキヒョウ「ティアン」
2003年(平成15年) 6月12日 フランス Les Felines d’Auneau(レ・フェラン・ド・
ノー)動物園生まれ
2006年(平成18年) 3月31日 神戸市立王子動物園に来園
当園のユキヒョウ ※「ティアン」を除く
ユッコ(メス・7歳)
2009年(平成21年) 5月2日 札幌市円山動物園生まれ
2010年(平成22年)11月14日 東京都多摩動物公園に来園
2012年(平成24年) 3月14日 神戸市立王子動物園に来園
ユキヒョウについて
・分類:哺乳類食肉目ネコ科ヒョウ属
・英名:Snow Leopard ・学名:Panthera uncia
・生息地:中央アジアの標高2,000~6,000mの高地に生息。
・特徴:尾は丸みがあり、厚い毛で覆われている。イノシシやシカ、ノウサギなどを主食にしている。
繁殖期は1~5月で、妊娠期間は約100日。
国内のユキヒョウの飼育状況(2015年12月31日現在)
10園館 21頭(オス10頭、メス11頭)