2015年02月05日
バレンタインデー前にフラミンゴも恋の季節
入園ゲートを入ってすぐのフラミンゴ池に約200羽いる「ベニイロフラミンゴ」と「ヨーロッパフラミンゴ」たちがバレンタインデーを前に恋の季節を迎え、一年で一番美しい姿を見せています。
フラミンゴたちは1月ごろから繁殖期に入り、異性にアピールするために「ディスプレイ」と呼ばれる首をまっすぐ伸ばし左右に振ったり、大きく左右に羽根を広げたりするなどの行動をします。
この時期のフラミンゴは年間を通じて、最も羽の色が鮮やかになり、一番の見ごろといえます。
3月下旬~4月上旬頃には最初の産卵が始まり、親鳥に温められた卵は28日でふ化しますので、ゴールデンウィークを迎えるころに最初のヒナが生まれます。その後、6月ごろまでに例年15~20羽のヒナが誕生しています。
なお、王子動物園は1977年に国内で初めてフラミンゴの人工ふ化に成功し、(社)日本動物園水族館協会から繁殖表彰を受賞しています。
また、1983年から昨年まで32年間連続でフラミンゴの繁殖に成功しており、その間の総繁殖数は579羽で日本一の実績です。
王子動物園のフラミンゴたち
飼育数:198羽 ※2014年12月31日現在
■ ヨーロッパフラミンゴ 生息地‐地中海や紅海、アフリカ南部など
■ ベニイロフラミンゴ 生息地‐中南米の海岸、カリブ海など
王子動物園のフラミンゴ飼育歴
1963年 フラミンゴ6羽の飼育を開始
1977年 国内初のヨーロッパフラミンゴの人工ふ化に成功
(社)日本動物園水族館協会の繁殖表彰受賞
1983年 王子動物園では初めての自然繁殖に成功
2014年 32年連続で繁殖に成功