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最新ニュース

  • 2016年10月09日

    ジャイアントパンダのハズバンダリートレーニング

    ハズバンダリートレーニングって聞きなれない言葉だと思います。

    簡単に言うと、

    動物に協力してもらって、動物の健康診断や治療が、動物も人も安全に

    出来るようにするためのトレーニングです。

    嫌がる動物を無理矢理つかまえて治療したりすると、病気が悪化することもあります。

    そのようなことがないように、トレーニングを積み重ねていきます。

    このトレーニングは現在、多くの動物園や水族館で行われており、日々進歩しています。

     実際にどんなことをしているのか、当園のジャイアントパンダ(旦旦メス21歳)のトレーニングを紹介します。

    ハズバンダリートレーニングでは、決して怒ったりしてはいけません。動物も人も楽しくすすめていきます。

    ご褒美には旦旦の大好物のリンゴをあげます。

     2自ら入ってくる

     3自ら入る2

    扉を開けると自らトレーニング用のケージに入ってきます

    3腹部の触診

    目、鼻、耳をしっかり観察します。

    それからお腹や胸を触って異常がないか調べます。

    11聴診3

    聴診器で心拍を測定したり、胸に雑音がないかを調べます。

    4あ~んの練習

    「あ~ん」って口を開けてもらいます。思わずスタッフの口もあいちゃいます

    5歯の検診 

    歯や口の中に異常がないか見ます

    6ダウン

    仰向けに寝てもらいます。

    パンダは手で物をつかむことができるので、

    飼育係がつかまれないように、

    必ず旦旦には柵を握ってもらいます。

    7ここを持ちなさい

    「ここをにぎってね」って柵を指さして旦旦に教えました

    8ダウン2

    上手に仰向けになれました。旦旦はかしこくて、いい子です

    9腹部の触診

    10検温

    この姿勢ではお腹を触ったり体温を測定します

     12採血の練習

    これは採血のための姿勢です。ケージから腕を出してもらいます。

    ちゃんと自分から腕を出してくれます。

    13血を抜いててもリンゴ頂戴

    ご褒美のリンゴがうれしくて採血が始まっても、リンゴをくれる人のほうしか見ていません。

      14ぬき終わったときに何してるの 

    採血が終わるころにやっと気がついて

    腕を見ましたが、

    すぐに「リンゴちょうだい」って担当者を見ていました。

    このように、旦旦にとってはトレーニングも楽しい時間で、ストレス解消にもなっています。

    ケージの中でも楽しそうな旦旦です↓

    気持ちいい2 

     気持ちいい5

    気持ちいい6

    そーかつ☆