王子動物園ではマサイキリンの「ミライ」を飼育していますが、

このたび姫路セントラルパークからアミメキリンの「ヒメイチ」（オス）がやってきました。

まだ1歳半のかわいいさかりです。

（くわしい事情は「動物園ニュース」をご覧ください。）

 

 

以下、ヒメイチの搬入の様子です。

キリン専用の輸送箱の中にヒメイチが入っています。

 

 

いくらお子様といってもキリンです。

地面から輸送箱のてっぺんまでは3m90cmあります。

（ちなみに高速道路の高さ制限は4m10cmだそう。）

 

 

ややっ、何やら怪しげな棒を持って飼育係が集結しています。

一体何をしているのでしょう。

 

 

 

桜の枝をこの棒でもって押し上げています。

王子動物園名物・桜並木の枝が傷つかないように、トラックの行く手を遮る枝を押し上げているのです。

 

背の高い車両が園内、それも特にハンター住宅前の東西の道を通るときはこの棒が活躍します。

枝上げ棒の先っちょはこんなふうになっています。

 

 

キリン搬入の最大の難所、北園入口への急カーブを曲がり、急勾配の坂をのぼり、やっとキリンの放飼場に到着しました。

展示場入り口にも桜の木が・・・。

 

 輸送箱をキリン舎寝室前に置いて扉を開けます。

 

ヒメイチは箱の扉が開くとすっと中に入り、ミライにご挨拶をしていました。

 

 

 

マサイキリンとアミメキリン、いま両者が一度に見られるのは日本で王子動物園だけです。

両者の違いを是非ご覧いただきたいと思います。

 

マサイキリン（ミライ）

 

アミメキリン（ヒメイチ）

 

ヒメイチは様子を見ながら徐々に運動場に出していきます。

本格デビューを楽しみにお待ちください。

 

オカン