2025年01月14日
コアラの赤ちゃんが顔を出しました
6月12日に誕生したコアラの赤ちゃんが、12月29日に母親のお腹の袋から顔を出したのを確認しました。
父親は「いぶき」、母親は「オウカ」です。母子ともにコアラ舎の展示場で公開中ですが、赤ちゃんはまだ母親のお腹の袋に入っていることが多く、ご覧いただけないことがあります。
当園で飼育しているコアラは、赤ちゃんを含めて7頭になりました。赤ちゃんの名前は後日(性別が分かり次第)、動物園で選んだ候補のうち1つを来園者の方々に選んでいただき、一番たくさん投票いただいたものに決定する予定です。
赤ちゃんの情報
出生日:2024年6月12日
出袋日:2024年12月29日
性 別:現時点で把握できず
※コアラの妊娠期間は35日間で、出産後、子は自力で母親の袋(育児嚢)までよじ登り、その中にある乳首に吸いついたまま約6ヶ月間を過ごします。育児嚢から出て(出袋)しばらくすると性別が分かる予定です。
両親の情報
父親「いぶき」(4歳)
2020年8月27日 名古屋市東山動植物園生まれ
2023年6月14日 神戸市立王子動物園に来園
母親「オウカ」(8歳)
2016年9月25日 神戸市立王子動物園生まれ
コアラの飼育状況
当園の飼育頭数:7頭(オス2頭、メス4頭、不明1頭)
当園の繁殖実績:1992年以降、21頭を繁殖(6ヶ月以上生存したもの)
国内の飼育状況:7園館55頭(オス17頭、メス33頭、不明5頭)※2023年12月31日現在
コアラの生息状況
オーストラリア東部に生息し、単独性で樹上で暮らし、ユーカリを主食とする。寿命は13~15年。野生の生息数は約10~50万頭で、森林の開発や交通事故などに加え、近年では森林火災が脅威となっている。(IUCNレッドリストによる分類は「危急(絶滅危惧Ⅱ類)(VU)」)