2012年02月03日
ミナミシロサイ「ナナコ」死亡
王子動物園のミナミシロサイ「ナナコ」(メス、41才)が2012年2月3日(金)午前0時ごろ死亡しました。
国内のシロサイでは3番目の長寿でした。死亡原因は、調査中です。
「ナナコ」は1970年に生まれ、1978年9月、8才のときに王子動物園に来て以来、33年以上飼育されており、いま王子動物園で飼育されている動物の中ではチンパンジーの3頭に次ぐ飼育期間でした。
平成20年からは毎年9月の「敬老の日」に行われるイベント「長寿動物へのプレゼント」に登場し、飼育員特製の干草で作ったケーキをたくさんの来園者の前で食べる姿が人気でした。
また、2010年9月には、神戸市動物愛護協会の長寿動物表彰も受賞しています。
「ナナコ」と一緒に王子動物園に来たオスのミナミシロサイ「サブロー」は2009年4月に死亡しており、これにより王子動物園のサイの展示は無くなりました。
ミナミシロサイ「ナナコ」
・性別 メス
・1970生まれ(野性)
・1978年9月19日 宮崎サファリより来園
・2012年2月3日 41歳で死亡。
当園のサイの飼育歴
1959年(昭和34年)
2頭のクロサイの飼育開始
1963年(昭和38年)
国内初のクロサイの繁殖に成功
(社)日本動物園水族館協会の繁殖表彰を受賞
1978年(昭和53年)
クロサイに代わり、ミナミシロサイの飼育開始
2頭のミナミシロサイ「サブロー」と「ナナコ」が来園
2009年(平成21年)
オスの「サブロー」が死亡