2012年05月08日
今年もフラミンゴのヒナが生まれました
今年も、王子動物園のフラミンゴたちのヒナが誕生し始めました。
入園ゲートを入ってすぐのフラミンゴ池で入園された方を出迎える約200羽のベニイロフラミンゴとヨーロッパフラミンゴたちは王子動物園のシンボル的な存在です。
毎年4~6月頃になると池の中に設けられた巣を作るための島に卵を生んで温め、約1か月でヒナたちが誕生し、巣立っていく様子を大勢のアマチュアカメラマンの方々が取り囲む様子は、この時期の王子動物園の風物詩となっています。
王子動物園では1983年(昭和58年)にフラミンゴの自然繁殖に初めて成功しました。
その後、昨年まで29年連続でヒナが生まれ、その合計は541羽を数え、日本一の繁殖実績を誇っています。
今年も5月7日に初めてのヒナが生まれ、これで30年連続の繁殖成功となりました。
これから6月下旬~7月の初めにかけ、15羽前後のヒナがたちが生まれると予想しています。
なお、過去に王子動物園は国内初のヨーロッパフラミンゴの人工ふ化と人工育雛(いくすう、人間がヒナを育てること)に成功しており、日本動物園水族館協会より繁殖表彰を受賞しています。
当園のフラミンゴたち
飼育数:184羽 ※2012年3月31日現在
・ヨーロッパフラミンゴ
生息地-地中海や紅海、アフリカ南部など
・ベニイロフラミンゴ
生息地-中南米の海岸、カリブ海など
当園のフラミンゴ飼育歴
1963年(昭和38年)
フラミンゴ6羽の飼育を開始
1977年(昭和52年)
国内初のヨーロッパフラミンゴの人工ふ化に成功
1981年(昭和56年)
(社)日本動物園水族館協会の繁殖表彰受賞
1983年(昭和58年)
王子動物園では初めての自然繁殖に成功。
その後、昨年まで29年連続で繁殖
これまでの総繁殖数は541羽
2012年(平成24年)5月7日
30年連続で繁殖に成功