2012年10月18日
カバの赤ちゃん公開
10月2日に誕生したカバの赤ちゃんの一般公開を19日より始めます。
これまでは母親の「ナミコ」が育児に専念できるように、出産直後からカバ舎の屋内プール観覧通路を閉鎖し、親子は非公開としてきました。また出産後数日は担当の飼育係も母親へのエサやりのとき以外は近寄らず、監視カメラの映像による観察を続けていました。
その結果、母子ともに健康で赤ちゃんも順調に育っている様子でしたので、生後1週間頃から試験的に早朝や夕方に観覧通路を開放し、母子が人に見られることに慣れさせてきました。
はじめは警戒しているようでしたが、今では2頭とも落ち着いており、「ナミコ」がエサを食べるときに赤ちゃんも一緒に陸上に上がったり、水中で授乳したりしている様子も観察されています。
経過が順調ですので来園者の方にも赤ちゃんをご覧いただけるように、19日より毎日午後1時30分から閉園まで観覧通路を開放し、一般公開することになりました。
前回の繁殖時(2009年)に生まれた「ナナミ」(メス、2010年に鹿児島市平川動物公園に転出)のときは誕生から一般公開までに約1か月掛かりましたが、今回はそのときの経験もあり、子育ても順調ですので、18日目での公開となります。
生まれた赤ちゃんの情報
・性別:不明
・体長:約80cm ※推定、誕生時
・体重:約40kg ※推定、誕生時
カバについて
・分類
哺乳類偶蹄目カバ科
・生息地
サハラ砂漠より南のアフリカ大陸の川や湖沼に生息
・生態
完全な草食性で、野生では主に夜間に陸上の植物を食べる。
夜間陸上で採食する以外の時間は水中で生活する。
妊娠期間は約240日。
寿命は野生では平均約30年。飼育下では40年以上