王子動物園の人気イベントの一つ「ゾウのトレーニング」は毎日2時半頃より運動場で行っています。

よく、芸をさせていると思ってご覧になられる方がおられますが、実は体の大きいゾウを安全に飼育するためには欠かせない飼育員によるコントロールの訓練なのです。

なお、安全確保のため必ず、2名以上の監視(飼育員）を配置しています。

ゾウは大変利口で、記憶力もよく、メスゾウのズゼは１２の合図を理解しています。

合図は英語で行っています。

主なものは

ゴーとバック

リフト　　上げ方が少ない時はモアー

ピックアップ　　飼育員が落としたフック（調教棒）も拾ってくれます。

ダウン　　　背中や頭など状態を観察できます。

トップ　　　頭を下げさせ、獣医の採血(耳の静脈から行う）や目や口の診断が楽です。

シット　　背中の掃除など手入れがやりやすい

ゾウは重たい体重を支えるため足は特に大切　　ひび割れなどのケアーのために油を塗っています。

トレーニングもそろそろ終わり、緊張が解けたか、ズゼさんは大きなうんこと大量のおしっこをしていました。

トレーニングが終わるとお待ちかねのおやつが食べれます。

体調や気候(冬場、地面が濡れているなど）により訓練を嫌がったり、手を抜くことがあります。

また、ゾウ担当になって間もない人はなめられて言うことを聞いてくれないこともあったりします。

飼育員がどんな言葉をかけているかを考え、観るのもおもしろいと思いますよ

ナミコは1992年　9月16日に旭山動物園でうまれました。

そして2003年6月25日　神戸市立王子動物園にやってきました。

ナミコ（メス）と出目男（オス）との間には、現在飼育している出目吉を含めて３頭の子供たちが元気に育ち、２頭は、九州の動物園にもらわれていきました。

そんな頑張っているナミコに、お誕生日のお祝いをしました。

おからと、ミニトマト、アスパラガス、果物のミックス缶詰を使ってケーキを作りました

まるで生クリームのケーキのように見えます

動物園に来ていた『聖ミカエル兵庫幼稚園』の子供たちにHAPPY BIRTHDAYの歌をうたってもらいました。

ありがとうございますm(__)m

そして、カバ舎の扉を開けてナミコと出目吉を運動場に出しました。

最初はケーキの下に敷いた青草を食べていましたが

ガブリ！青草もろともケーキを食べ始めました。

うま～って感じでした

30分もかからずに青草もおからのケーキも全部たいらげました

あとでナミコを見に行くと、美味しいもので、お腹がいっぱいになったからか幸せそうにお昼寝していました。

そーかつ☆

　いつも入園ゲートで皆様をお迎えしている

　パンダ花壇ですが、

　シルバーウィークを前に模様替えをします

　今植えている花を抜いて

　肥料をあげて一日寝かせます

　なんだかパンダとは違うようです

　何ができるのでしょう

　今回はゾウさんが皆様をお出迎えします

　最近雨の日が続いていますが、

　シルバーウィークはお天気もよさそうです

　動物ガイドや長寿動物へのプレゼントなどの

　イベントも行っていますので、ぜひお越しください

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ａちゃん

ジャイアントパンダの旦旦、今日は20歳のお誕生日会です。

昨年は竹ケーキを食べすぎたので、今年はシンプルに…。

と言いながらもやはり気合が入る飼育係。

ホッキョクグマ用の氷を一部拝借し、ケーキ型に固めてあります。

　　　　　　↓これです（未使用のもの。みゆきゲスト出演）

ニンジンやリンゴで飾り付けした上から、2段目部分に自家製ニンジンジュースで色づけ。

メインのケーキの他にも…

右には氷屋さん特製、ニンジンで書いた「祝20」。

左には、どこかで見たことのある…そう、トワイライトZOOで実演された氷の彫刻を、大事に冷凍庫に保存していたパンダの氷像（耳がちょっと欠けてしまった涙）。

結局、わりと派手な感じで、準備はOK！

がしかし…旦旦は、

「誰よアンタ!?」と氷像に超警戒。

…こわかったみたいです。

それでもなんとか、

ニンジンとリンゴは食べてくれましたが、そこで「はい、終了」。

ええーっ、残りは？？

「もう満足したわ」

はいはい、無理しないでくださいね。

でも今日の新型ケーキ、先日試したときはかぶりつきだったのに…。

この状態で約1時間以上、夢中でした。

…これを期待したんだけどなあ。

ともあれ、無事にお誕生日会を終えることができました。

皆さまに書いていただいた寄せ書きは、観覧通路に掲示しています。

たくさんのメッセージを本当にありがとうございます。

旦旦、これからも元気で。

（亜種メガネダヌキ）

動物科学資料館では、定期的にワークショップを開催しております。　

今回（９月２０日）は、神戸市立六甲アイランド高等学校

芸術系美術デザインコースの生徒さんたちと一緒に動物お面を作ります！

芸術の秋、そして１０月３１日には、ハローウィンもありますね！

これからの季節、イベントにぴったりのワークショップではないでしょうか？

その動物お面のワークショップの追加募集を１３日まで行います～。

今日は実際に作ったお面を資料館の職員がかぶってみました♪

タイトル「読書の秋」

タイトル「密林の王者」

タイトル「ここの展示物は落ち着くなぁ～」

タイトル「ちいさい秋みつけたっ♪」

タイトル「先輩～パンダの本これで全部です」

いかがでしたか？

参加希望の方は、トップページ→イベント→ワークショップ～六アイ生と動物お面をつくろう！～からお申し込みをしてくださいね。（対象者は小学生です）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　収蔵子

９月になって動物ガイドが再開しました

今日の担当は動物病院の獣医です。

雨にもかかわらず大勢のお客さんに集まっていただきました

まずはフラミンゴの説明です

次は調理場でエサの説明です

いろいろなエサがあります

何のエサかわかりますか？

最後に動物病院に移動します

動物のレントゲン写真を見てみます

お客様に手伝ってもらってぬいぐるみを使って

麻酔のかけ方を勉強します

動物ガイドは第１・２日曜日と第３・４土曜日の

１０時から行っており、毎回ガイド内容が違います

皆様の参加をお待ちしています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ａちゃん

「閂」は「かんぬき」と読みます。（ご存知の方は失礼！）

広辞苑には「門戸をさしかためるための横木。門扉の左右にある金具に差し通して用いる。」とあります。

字を見ると、確かに「門」に横木「－」が入っています。

動物園は閂だらけです。

例えばこれはホッキョクグマ舎

カバ担当者からナミコの寝室の引き戸の閂が閉まりにくいと連絡がありました。

カバ舎に行くと、ナミコ、出目吉の親子は今日は外です。

バックヤードに入ると、出目男がお出迎え。

目を細めて見ると、何かの顔のように見えます。

この鼻は開けたり、閉めたりするので、その縁が結構しっかりしてるんですよ。

これが問題の閂です。

この引き戸は吊ってあるので、少し下がって閂が入りにくくなったようです。

後日、補修予定になりました。 

帰り道、ハンミョウがいました。

子供の頃、裏山でピョ～ン、ピョーンと道の先に飛んでいく光景を思い出します。

そのころは「ミチシルベ」と呼んでいました。

ZiZi１号

ゾウは鼻をうまく使って水を飲みます。

水を吸い上げ、鼻孔の中に貯めます。

じょうごのように鼻を曲げ、水を貯めることもあります。

鼻の中に貯めた水は口へ吹き込みます。

どれぐらいの量を貯める水筒か、お宝を探してみました。

文献では４、６、８、９、１０、１４リットルといろいろ。

飼育展示担当から「昔バケツの水で量った記録、９リットル。」

（なんの専門）

 動物科学資料館にある動物園ホールは一般にも貸出をしております。

以前から「ピアノはありますか」という声もあり、

この度、統廃合された神戸市内の小学校から譲り受けたグランドピアノが、この動物園ホールで再デビューすることになりました。

なんと無料で貸し出しいたします。

（ただしホール使用料は別途必要です）

器種　　　YAMAHA　G３E

調律も終り、あとはみなさまとの出会いを待つだけ。

ちなみにゴリラが弾くとこうなります。　

パンダだとこうなります

深く味わいのある音色は、使い込まれたピアノならではの趣。

ピアノの発表会や、バンド、コーラスの練習などにご活用下さい。

お問い合わせは　℡　０７８－８８１－６６６６　動物園ホールまで

Norigoriチャン

コアラのモミジが8月21日(金)に亡くなりました。

生前の検査でリンパ性白血病が疑われ、7月半ばから療養を続けていましたが、飼育係と獣医の懸命のケアの甲斐なく、最後は担当者に看取られて死亡しました。

元気ならもう一度、ウルルとの繁殖にトライする予定でした。

でも、ミナトをしっかり育て上げてくれてありがとう。

ミナトにはきっと良いお嫁さん探してあげるからね。

モミジ、本当におつかれさま。今までありがとう。

（亜種メガネダヌキ）