市原ぞうの国にいるアジアゾウの結希が6月12日に3才になります。

当園で飼育しているズゼとマックの息子です。

ズゼは小さいときに母親を亡くしたので子育ての方法を知りませんでした。

このため、結希がおなかにいるときに子育て中のゾウのいる市原ぞうの国に移動しました。

ゾウは出産、育児の経験のある先輩ママを見て子育てを覚えるので、ズゼに学習してもらおうと思ったからです。

市原ぞうの国で生まれたときは結希の体重はわずか（？？？）142kgでした。

けっきょくズゼは授乳することが出来なかったのですが、仲良しのりり香（9ヶ月だけお姉さん）、やさしいプーリー（りり香のお母さんで結希の育ての母）、市原ぞうの国のスタッフのみなさんに見守られ、丈夫で元気でにすくすく育ちました。

今ではすでに体重1トンを超えております。

生まれて4週目ぐらい。

りり香（左）に「遊んでよ」とおねだり。

プーリーからおっぱいをもらっているところ。

生後半年ぐらい。頭の剛毛が逆立っています。

1才。得意そうに行進中（左）。右はいつもいっしょのりり香。

2才。タンバリンを鳴らしています。

そして現在！

あいかわらず剛毛が生えてますが、父親のマックゆずりの足の長いイケメンです。

結希3才を記念して、市原ぞうの国がシールを作ってくれました！

10日（土）、11日（日）、12日（月）に先着200名さまにお配りいたします。

みなさま、ふるって王子動物園におこしください。

オカン

ブログは久しぶりとなりました。

先日、コアラの仕切り柵の上のアクリル板が割れていたので、

業者さんに下見に来てもらいました。

そのとき、ウミちゃんと子供を間近で見せてもらいました。

何とかわいらしいこと！

じっと見てたら止まり木の股からにらまれちゃいました。

眼の次は鼻で！

あまり意味がわかりませんが．．．．．．．

ZiZi1号

 今年は、今のところヨーロッパフラミンゴの雛が４羽孵化しています。

5月29日、そのうちの１羽が巣から落ちて

衰弱しているのを発見しました。

親に戻すことはできないので、すぐに取り上げて、

治療したのちに孵卵機で暖めました。

衰弱した鳥は、すぐに暖めるのが鉄則です。

その日のうちに回復してきたので、ネコ用のミルクを飲ませました。

もう大丈夫です。

今では、人を見つけると「お腹すいた～ミルク～」って

鳴いて要求してきます。

今も私の側でミルクが欲しそうな顔で見つめてきます。

さっき飲ませたばかりなんですがね

この雛は、担当者によってピースと名づけられました。

また、ピースの成長をお知らせします。

そーかつ☆

 講演会「獣医さんのうらばなし」は明日、5月28（日）開催です！

当日参加も大歓迎です。

講演会場では、ウンチに関する本の紹介や

パンダの１日分のウンチの重さを体験してもらったり、

パンダの生ウンチも見たり、においを嗅ぐこともできます。

実はパンダのウンチは臭くないので安心してください。

パンダ好きな方にもたまらない講演会になると思います。

ウンチが好きな方も、パンダが好きな方もみなさんお集まりください。

そーかつ☆

講演会「獣医さんのうらばなし」5月28日（日）間もなく開催。

早々にお申込みいただいた方々、ありがとうございます。

先日募集を締め切らせていただきましたが、実は定員にまだまだ達していません。

そこで、事前に申し込んでいただいた方には申し訳ありませんが、

当日来園者に向けて参加者を再募集することにいたしました。

参加希望の方は、事前申し込みはいりません。

午後１時から受付開始！　動物科学資料館・動物園ホールへお越しください。

対象は小学生以上です。

子どもから大人まで楽しめますよ。

いろいろな動物のフン、寄生虫の展示もいたします。

ただ今、準備中！

　　ジャイアントパンダ　回虫

ジャイアントパンダ　　　フン標本

「ウンチはいやだよ～」と言わず、たくさんの参加待ってまーす。

 当日、この方の正体がわかります。

だれかな？お楽しみに！

Norigoriチャン

「鳥のモビールをつくろう」
平成29年5月20日土曜日に
酉年にちなんだワークショップ第5弾を開催しました。

クジャクとアカツクシガモが空を飛ぶように風に揺れる
モビールをつくります。

まずはクジャクとアカツクシガモのお話です。
クジャクの「おばね」は実は「尾羽」ではなく、
尾羽の上にかぶさって生える「上尾筒（じょうびとう）」という羽です。
アカツクシガモは渡り鳥。日本には冬にごくごくまれに飛来することがあります。
本来であればすむ場所の違う2種類の鳥ですが、王子動物園ではどちらも水禽舎で見られます。
今回はクジャクとアカツクシガモの本物の羽も使います。


お話が終わったら、色塗りからスタートです。

ぬり終わったら切り抜いて…


テグスの結び目を動かしてバランスを調整します。

ぶら下げる係と結び目を動かす係で協力。そして・・・

できた！



クジャクの上尾筒は夏には抜け落ちてしまいます。
美しく開いた様をご覧になりたいみなさま、今がチャンスです。

6月には、5月14日に行った「羊の毛刈り」で刈られた羊毛を使ったワークショップを開催します。

「羊毛ボールをつくろう」
平成29年6月10日（土）に開催予定です。

ご参加お待ちしております。

皆さまお待たせしました。

今やすっかりお外に慣れてきたカバのベビーちゃんの、お外デビュー時のエピソードがようやくまとまりました。

さて、久々に外に出るナミコは、颯爽とプールへ。

 ナミコ「さっ行くわよ！」

ベビーちゃんは置いて行かれる怖さにナミコを追って、あっさり初めてのプールデビュー。

と、なるはずが…

あれっ？

ナ「ちょっと、何してるの？」

ベビーちゃんは知らん顔。

ナ「仕切り直して、とにかく、行くわよ！」

あららっ？

ベビーちゃんはどうやら置いて行かれても平気なようです。

たびたび迎えに上がってくるナミコ、心なしかむっとした表情。

ナ「何なのこの子、誰に似たのかしらまったく」

ベビー「だってこんな大きなプールやだし、ひとりで平気だもん」

それでもナミコはベビーちゃんを置いて行かずに、何度でも迎えに上がってきます。えらいねえ。

ナ「何でもいいからついて来なさい！」

でもやっぱり…

しまいにナミコもイライラしてきた様子。

ナ「いいかげんにしなさいよ！」

ベ「知らないよ、ママ行きたいなら勝手に行きなよ」

さあ、ベテランママ・ナミコがどうするかと見ていると…

なんとナミコは嫌がるベビーちゃんをぐいぐい押し始めました。

まるでブルドーザーです。

ベ「やだってばー」

ぐいぐい…

大胆すぎるナミコに私たちがあっけにとられている間に

バッシャーン!!!とベビーちゃんは突き落とされてしまいました。

さすがのベビーちゃんも必死で泳ぎ始めます。

ナ「なんて手のかかる子かしら…」

スパルタなママに、ベビーちゃんはびっくりまなこ（もともと？）。

でも上手に泳いでいます。やれやれ。

…何回目でも育児は大変ですねえ、ナミコさん。

そのまますいすいとプールの奥まで。

ベ「ママ、待ってよー」

そして安心の定位置、一番奥へ。

ナ「変なやつがカメラ持ってこっち見てるから、私の奥にいなさいね」

ここまで来ればもう安心です。

ナナミ・出目太・出目吉に続き、4度目の育児となるナミコ。

母親のたくましさに改めて感服です。

（亜種メガネダヌキ）

ふつう羊は生まれて間もなくシッポを切ります。

結構長いし、犬みたいに振れないし、垂れ下がって泥んこになる運命なので。

ふれあい広場にいるコリデール種はシッポを切ってます。こんなお尻です。

ところがサフォーク種には立派な尻尾があります。

彼女たちが生まれた動物園では切らなかったみたいですね。

運命のままに垂れ下がってどろんこです。

5月12日、恒例の羊の毛刈りの日。

このどろんこシッポを刈ると、中からどんな芯が出てくるのか･･･。

鳥たちも興味深深で集まってきました。

じょりじょり。

さあ。見せてくださいな。

こんなの。

スーパークールビズの羊さんたち、みんな見に来てね。

オカン

青いクジャクの番（つがい）が産んだ卵から、

オス３羽、メス１羽が育ち、うち１羽が純白のオスでした。

青色との違いなど、白色に関係するお宝を探してみました。

 メラニンの黒い色素による光の吸収や

羽の微細な構造による光の屈折や干渉が起こり、

青色の光だけが強く反射し、青く見えます。

目の色は青も白も変わりませんが、

遺伝子の突然変異により皮膚や羽にメラニン色素を欠くので、

光がそのまま反射したり、透き通ったりして白く見えます。

野生ではまれですが、かけ合わせて増やす飼い方ができます。

あなたの好みは青？それとも白？

夏、上尾筒が抜け落ちるまでにご覧ください。

（なんの専門）

カバのナミコとその赤ちゃん、ついにお外デビューです。

昨日、5月10日の休園日に初めてチャレンジしましたよ。

この写真に至る衝撃的な顛末（大げさ）をじっくりご紹介したいのですが、100枚以上ある写真がどれも捨てがたく…

鋭意作成中ですので、長編ブログ覚悟でしばしお待ちください。

とりあえず、明日から親子がお外に出ます（予定）！

で、あさっては、出目男パパの番（予定）。

順調にいけば「ナミコ＆赤ちゃん」と「出目男」が1日交替で屋外のプールを使用します。

（お外に出ていない方は屋内プールでご覧になれます）

…なにぶん先の読めないおチビさんですので、予定通りとはいかないこともありますが、ご了承ください。

（亜種メガネダヌキ）