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最新ニュース

  • 2025年06月03日

    ふわふわ

    沖縄や九州南部で梅雨入りが発表されました。

    えっ、もうそんな時期になりましたか!?

    確かに…王子動物園でもたわわに、とまでは少し早いですが

    小さいお団子みたいな粒がたくさん実ってきました。

     

     IMG_2372

    ウメ

     

     

     IMG_2379

    ビワ

     

     

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    ギンナン

     

     

    毎年夏までのこの時期はフラミンゴのヒナたちが誕生するシーズン。

    ですが、今回は日本人が大好きな鳥のなかま「ペンギン」のお話しを。

     

     ペンギン3

     

    ペンギンは寒い地方に生息しているイメージが強いですが、

    そのなかまは南半球に広く生息していて全部で18種類います。

    体の大きさや模様、生息地などもさまざまでバラエティ(多様性)が豊富です。

    王子動物園で飼育されているのは「フンボルトペンギン」。

    日本の動物園で最も多く飼育されている種類のペンギンです。

    日本からは地球のうらがわあたりになる南米のチリやペルーなどに住んでいます。

    気温や気候が日本とほぼ変わりなく、夏でも元気な姿を見ることができます。

     

    動物園では今年4年ぶりに1羽のヒナが誕生しました。

    4月7日に誕生してからはず~っと巣の中で親ペンギンに守られていましたが、

    最近ようやく巣の外に出てくるようになりました。

     

     IMG_2395

     

    ふわふわした黒っぽい羽毛姿がめちゃくちゃ可愛い!

    これからあっという間に大きくなって、

    エサの時間になるとよちよち歩きで魚をねだりにやってくることでしょう。

    ただし…

    今はまだ担当飼育係の姿を見つけると親子共に巣の奥へ引きこもるらしいので、

    お世話していない時をねらって探してみて下さい!(笑)

     

    ぶろぐのぐ

     

  • 2025年05月30日

    ~おなじそらのした~

    朝夕の寒暖差もありますが、ようやく春、いやむしろ「初夏」のような連休明けの日差し。

    もう少しゆっくりとうららかな季節を感じたいものです。

     

    園内に足を踏み入れると、まずは目にも鮮やかなフラミンゴたちがお出迎え。繁殖シーズン真っ盛りの彼等はその羽の色を一層鮮やかにして意中の相手にアプローチしたり賑やかに鳴き交わしたりとっても印象に残りますよね。

    「あぁ。動物園に来たな~」と視覚・聴覚・そして嗅覚で感じさせてくれます。

     

    道なりに西に進むもよし、ですがそのままフラミンゴ池を北上すると目の前には何だかネットにおおわれた大きな囲いが見えてきます。「何がいるのかな?」という来園者の声がよく聞かれるそこには【水禽舎=すいきんしゃ=】という主に水辺に暮らすカモたちが飼育されている獣舎があります。

     

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    主に水辺、と言いましたが、「見目麗しいインドクジャク」や「ファンキーな頭の冠羽(かんう)が特徴的なカンムリヅル」も一緒に暮らしている鳥たちみんなに優しい?そんな獣舎なのです。

    水禽舎の北側には入り口があり、中に入ると観覧テラスになっています。

    鳥たちが暮らす空間の中に入るため、時には間近に鳥たちを観察することが出来ます。

     

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    しか―し…!

    ほとんどの場合は近くに鳥たちの姿はなく…

    たとえ見つけても寝ている姿しか見えない…

    遠くの茂みに隠れていてよく見えない…

    せっかく来たのに…。

    などなど。まさに「動物園あるある」ですね。

     

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    動物園に来たら図鑑やテレビで見るだけの動物たちを目の前で、生き生きとした躍動感あふれる姿に出会える!って思いますよね。

    私も以前はそう思っていました。

    ですが、飼育員として彼等に間近に接し、向き合うなかでそうではないと感じるようになりました。

    自然の野生下で暮らす特に捕食される側にいる彼等の姿はというと、敵から命を守るため身を隠す、捕食者においてもできるだけ省エネのため無駄に動かないのが本来の姿。

    そのため、動物たちはあまり目立って動き回るよりも物陰に隠れていることが多いのです。

    動物園で暮らす動物たちの中には長い間の飼育環境になじみ、あたかも「飼いならされた感」がにじみ出るものもいます。が、一見なつっこい様子を見せる彼等でも脈々とその身体になかに野生の血が、DNAが存在するのを痛感する場面に出合います。鳥類などは普段は至近距離に近づくことができていても“繁殖シーズン”を迎えると豹変することがあります。

    繁殖パートナーを守る。生まれた命を守る。その身に変えてでも「守るもの」ができたとたん、彼等は命がけでこちらに向かってきます。そんな彼等に時折身の危険を感じつつも、その様子に胸が熱くなるのです。「本能は受け継がれている」と。

     

    彼等のそんな野生に近い状態を見ていただくために、普段から彼らの様子を観察し、生活環境が少しでも良くなるように心を配りつつ。

    木の陰にうずくまる彼等の邪魔をしないよう落ち葉を集めた水禽舎での日常でした。

     

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    限られた忙しいタイムスケジュールをこなす中で、時にはそんな彼等のまったりとした姿をみて、「ゆっくり流れる動物園タイム」を過ごしてみてはいかがでしょうか。

     

     

    元B・T・N

     

     

  • 2025年05月16日

    ゆとり

    毎年5月10日から16日までの一週間は「愛鳥週間」です。

    「愛鳥週間」は1947年、公益財団法人・日本鳥類保護連盟が結成された時に4月10日を「バードデー」と定めたことから始まりました。

    1950年からは現在と同じく5月10日から16日までの一週間を「愛鳥週間」と定めています。

    この期間中には野鳥の保護と自然保護への理解を深めるために、全国各地でさまざまなイベントや啓発活動が行われています。

    日本鳥類保護連盟が主催している「全国野鳥保護のつどい」や、

    各都道府県の自治体や学校などが募集する「ポスターコンクール」、

    環境省が後援している「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンなどなど。

     

    兵庫県が実施している「愛鳥週間用ポスター原画コンクール」の募集広告を、

    小学生や中学生の時に学校などで見た記憶はありませんか?

     

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    令和6年度の金賞から佳作までの優秀作品30点は、

    兵庫県立三木山森林公園で5月25日(日)まで優秀作品展として展示されているらしいです。

     

    王子動物園にも季節ごとにたくさんの種類の野鳥がやって来ます。

    いまの時期は木々の緑も濃くなって、冬に比べると探しにくくもなるので

    観察できる種類もやや少なくはなりますが、ムクドリやカワラヒワ、シジュウカラ、ツバメなどを見ることができます。

     

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    ゴールデンウイークが終わって慌ただしく過ごし始めたこの一週間、

    少しだけ気持ちにゆとりをもって、

    身近にいる野鳥のことや自然のことを考えてみたりしてみませんか。

     

    ぶろぐのぐ 

     

  • 2025年04月23日

    アカカンガルー「カイ」について

    入院舎で長年過ごしていたアカカンガルー「カイ」(オス・9歳)が、2025年3月21日に亡くなりました。死因はネフローゼ症候群(タンパク等が多量に染み出る疾患)の進行による循環不全でした。

     

    「カイ」は、生涯の中で2回起立不能になり、2回とも治療とリハビリで再び歩けるようになったすごいカンガルーです。また、2024年3月からはネフローゼ症候群を発症していました。「カイ」は、入院舎に2021年から暮らしていて、ときには他のカンガルーたちと共に入院舎で過ごすこともありました。大人しくちょっと食いしん坊で、後から来たカンガルーをいつも迎え入れてくれるとても優しい性格をしていました。長い入院生活だったため、今でも入院舎を覗いたら「カイ」がいる気がしてしまいます。決して楽ではないカンガルー生を送ってきた「カイ」。とてもとても頑張ってきたのだと改めて感じました。

    『「カイ」長い間お疲れ様、そしてありがとう。』

     

     

    最後に…来園者の方たちからは見えない所にいる個体だったため、なかなか皆さんにお伝えする機会がなかったのですが、3月9日の大人のための動物園講座で「カイ」について皆さんに発表する機会がもらえたことはとても嬉しかったです。アーカイブ配信もあるので、ぜひ王子動物園の取り組みや、「カイ」を含めた動物たちの頑張りもみていただけたらと思います。

     

     王子動物園  北園担当

     

     

     カイ

    (カイ 9歳)

     

     

     

    (好物の白菜を食べているカイ)   

    白菜を食べる     

     

         

    (ほかのカンガルーと同居の時も)

     同居

                              

     

    (リハビリも頑張りました) 

      白菜       

     

     

    (都合が悪くなると寝たふりをするカイ)

      寝たふり

                                                           

     

     

    (カイありがとう、またね)

    またね

     

     

     

     

  • 2025年04月23日

    動物専門員の日常#17~フラミンゴちょっと、どきどきの1週間~

    みなさん、こんにちは。
    今日はみなさんに、ちょっと、どきどきするお知らせがあります。

     

    なんと・・・ベニイロフラミンゴの今年の最初の孵化予定日が4月29日(火)となり、とうとう1週間を切りました。

    もちろん、あくまで予定日なので孵化の予定が前後することやうまくいかないことなどもあります。

     

    例年、ベニイロフラミンゴの孵化が始まるのは5月の終わりごろ。
    それが今年は、なんと1か月も早まっているんです…!

    しかも、現在4つの卵をあたためています。準備もいつもよりバタバタ。

    担当者はもう、内心どきどきです。

     

    フラミンゴ

     

    王子動物園のフラミンゴ飼育の 歴史はとても長く、
    1983年から連続で毎年、このフラミンゴ池で繁殖に成功をしてきました。

    このフラミンゴ池で生まれ育ったフラミンゴは、なんと650羽以上!国内実績ナンバーワン!

    これは本当にすごい数字なのです。

    ・・・と同時に、これって担当者にとってはとんでもないプレッシャーだったりします。
    「自分の代で途切れさせてしまったらどうしよう・・・」って(;’∀’)

    長年の実績があるとはいえ、「いつも通りにやれば大丈夫」ということは全くありません。

     

    島の土を起こすタイミング、掃除の仕方、餌の与え方、ガイドをする場所など──
    そのひとつひとつが群れ全体に影響を与えるので、ものすごく神経を使います。

    雨、風、気温の変化など──

    自分たちではコントロールできないどうしようもないこともたくさんあります。

     

    フラミンゴは一般的に、神経質で臆病な動物だと知られており、ひとりぼっちよりも周りに仲間が多ければ多いほど安定する動物です。

    観察していると、1羽1羽の様子というよりも、群れ全体の空気感。

    気分の上がり下がりが伝わってくるような、そんな感覚になります。

     

    最近、池の大掃除のあと破卵(はらん)がありました。

    「自分のやり方が悪かったからでは・・・」と考え込んだり。

    ともすれば、見ていないうちに気づいたら産卵することもあります。

    「産卵する瞬間に立ち会いたいな・・・」と思ったり。

     

    神経質で臆病な動物はむしろ担当者の方であって、

    王子動物園のフラミンゴたちはなんだか胆力にあふれ、雄々しく見えることもあります。

     

     今年も、いのちが誕生する瞬間に立ち会えると信じています。

     

    動物専門員 あお

     

     

  • 2025年04月22日

    沼る

    春休みも終わった動物園では桜の花びらが盛んに散っています。のんびりと歩いていたら、

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    「あれっ!」

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    いつも見るタンポポとは… 花びらが白くて、中央が淡い黄色。

    なんだこれは!?と急いでスマホで撮影し、すかさず検索!

    便利な時代になりました。

    日本の自然の中で昔から自生している在来種(ざいらいしゅ)「シロバナタンポポ」でした!

    こちらがよく見るタンポポ。

     

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    鮮やかな黄色のタンポポは、在来種の「カントウタンポポ」と

    ヨーロッパなどが原産地の外来種(がいらいしゅ)である「セイヨウタンポポ」です。

     

    見た目はほとんどそっくりな種類のタンポポですが、

    在来種と外来種のちがいは、花の下にある「総苞(そうほう)」という緑の部分で、

    一般的には下向きに反り返っている種類の方が外来種のタンポポと言われています。

     

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    いろいろ調べてみると、最近は在来種と外来種の雑種化も急速に拡大しているそうで…

    ほんわかとした気分のままのタンポポばなしではなくなりそうです。

    外来種については時々ニュースなどでも問題にはなりますが、

    身近な風景が生態系や環境問題にまでつながってしまうと少しさびしくなります。

    でも、大事にしたい身近な自然の未来についてもう少し深く考えながら、

    しばらくタンポポの花の下側を気にして歩いてみようかと思います。

     

    ぶろぐのぐ

     

  • 2025年03月31日

    また明日ね

    たんたんさんが旅立ってから、今日で一年が経ちました。

     

    しかし僕は『#たんたんさんとの思い出』の為、写真を見返していると、「そうかあの時はあんな事があったな、あの時は大変だったな」等、色々な事を思い出しながらの毎日だったので、この一年はあっという間に感じられました。

    昨年の3月に『#きょうのタンタン』を休止し、まもなくたんたんさんが旅立ち、その後は皆さんから沢山の声を聞かせて頂きました。

     

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    急な話でもあり、当然ですが皆さんすぐに受け入れる事が出来ない様子に思えました。

    実際にずっと近くで見て来た僕自身もそうでしたから、皆さんはより受け入れる事は難しかったと想像します。

    そんな色々な声を聞かせてもらっている中で、ずっと近くでたんたんさんを見て来た僕だからこそ、皆さんに何か出来る事があるんじゃないだろうかと考えました。

     

    そうして始めたのが『#たんたんさんとの思い出』でした。

     

    『#きょうのタンタン』を始めた理由は皆さんにタンタンをもっと知ってほしいと言う理由からでした。

    そうしてX(旧Twitter)を通して、僕の予想を大きく超えるほどタンタンと言うジャイアントパンダの存在は広がっていってくれました。

    これはひとえに応援してくれた皆さんのおかげだと思います。

    そうして繋がってきた今だからこそ、今度はX(旧Twitter)を通して、僕が皆さんの力になれないだろうかと考えました。

    そうしてスタートした『#たんたんさんとの思い出』の中では、

    皆さんから沢山の声を聞くことが出来ました。

     

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    やはりたんたんさんは皆さんからとても愛されていたんだなと改めて実感したのと同時にとても大きな悲しみも感じられました。

    それでも時間と共に少しずつですが皆さんから前向きな言葉を聞ける様になり、少しでも『#たんたんさんとの思い出』が皆さんの力になれている事が、僕にはとても嬉しかったです。

     

    そうして約一年間続けてきました『#たんたんさんとの思い出』ですが、事前にお伝えした通り本日3月31日を持ちまして幕を下ろしたいと思います。

    『#きょうのタンタン』、『#たんたんさんとの思い出』とここまで長く続けてこられたのも、皆さんの応援のおかげです。

    ここまで応援して頂き、本当にありがとうございました。

     

    しかしたんたんさんの投稿が終わったからと言って、皆さんの中からたんたんさんとの思い出が消える訳ではありません。

    僕にとってもたんたんさんと言う存在はとても大きなものとなり、これからも僕の中で思い出としてだけではなく、飼育係の経験としても生き続けて行くでしょうし、皆さんの中でもこれからも色々な形で残っていってくれればと思います。

    それでは最後になりますが、今まで本当に長くお付き合いいただきありがとうございました。

    そして皆さんの『明日』を願い、最後はあの言葉で締め括りたいと思います。

     

    たんたんさん、そしてずっと応援してくれたみなさん、『また、明日ね』

     

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    うめもと りょうじ

     

  • 2025年03月31日

    「BE KOBE」

    3月21日は王子動物園の開園記念日でした。

    1951年の開園から今年(2025年)で74周年となりました。

    開園記念日の当日は気持ちの良い快晴で、気温も一気に上昇。

    春らしい陽気に包まれた穏やかな一日でした!

    この時期冬から春へと季節は移り、新年度という節目の時にもなるので、

    卒業式や入学式、新社会人といったキーワードのニュースや、

    桜の開花予想などもよく目にするようになりますね。

    王子動物園も恒例の「夜桜通り抜け」が4月3日(木)4日(金)5日(土)の3日間で開催されることが決まりました。

    ぜひホームページなどをチェックして、昼と夜の両方でたくさん楽しんで下さい。

     

    元気いっぱいで愛くるしいホッキョクグマの「ゆめ」や

     

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    ようやく名前が決まった赤ちゃんコアラの「おうき(桜希)」も待っています。

     

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    (夜は動物たちはご覧いただけません)

     

     

    ただし、人気の高いどうぶつたちの前は混雑する場合があり、

    ご不便をおかけすることもあるかとは思いますが、

    どうぞ、小さなお子様などにはゆずりあいなどのお心遣いをいただき、

    マナーよく、多くの方に気持ちよく楽しんでいただきたいと思います。

     

    阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた「BE KOBE」。

    「神戸の魅力は人である」というメッセージが、

    神戸らしさや王子動物園らしい魅力にもつながればと思います!

     

    ぶろぐのぐ

     

     

     

     

  • 2025年03月09日

    ZiZi通信 No.91 テナガザルであーでもない....

     

    ZiZi通信 1年ぶりのアップです。

    今回はテナガザルの遊具?木組みの取り換えをしましたのでその件を....

    以前は木で組んでいました。木は腐り劣化しますので更新です。

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    飼育担当とあーでもないこーでもないと考えます。

    木組みは雨ざらしなので、数年で劣化してしまうので鉄管で作ることにしました。

    鉄管は日光で熱くなるので、遮熱塗料で温度上昇を防止します。

    テナガザル木組みイメージ

      

     

    ホントは木がいいのはわかっていますが、テナガザルが齧るから防腐剤も使えないでしょ。

    竹ひごでイメージをいろいろ作りました。

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    結局この3タイプに決まりました。

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    出来上がりはシンプルで空間が広くなりました。

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    初めて運動場にテナガザルが出るときは緊張です。

    ゆっくりブラキエーションして、チョンと足で触ってくれました。

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    ゆっくりでいいから早く慣れてね ❣

     

    ZiZi1号

  • 2025年02月26日

    動物専門員の日常#16 これがええねん!フラミンゴ島の土起こし

    先日、フラミンゴ池の中央にある陸地(通称:島)の土起こしをしました。

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    王子動物園のフラミンゴ飼育の歴史は長く、1977年に国内で初めてフラミンゴの人工ふ化に成功をし日本動物園水族館協会から繁殖賞を受賞しています。
    さらに、1983年から昨年まで41年連続でフラミンゴの繁殖に成功をしており、今年も期待がかかります。

    先月から、求愛ディスプレイがますます盛り上がりをみせ、交尾をする姿や土壌をくちばしで気にする様子、縄張り争いなども確認ができました。

    ▼交尾の様子(一瞬の撮影だったので、ぶれています)

    ▼土壌をくちばしで気にする様子

    フラミンゴたちからのたくさんのサインをキャッチして、
    ベテラン飼育員とも相談をし「そろそろ土起こしの季節だね」ということで、島の土起こしをしました。

    島を耕してみると底の方の土壌は灰色~黒色となり、柔らかさや匂いも違います。 一般的に排水性が悪く、酸素が不足しがちな土壌は黒さび状態になることが知られています。 農作物を育てたことのある方なら、酸素が少なくて凝り固まった土はよくないってこと、感覚的に分かりますよね。 このような土壌だと農作物は酸欠状態に陥り、上手く育つことができません。


    でも、フラミンゴたちにとってはこれが逆に理想的な状態! この土壌こそが、ぴったりだとか。


    スコップを片手に、

    「これがええねん!!」の言葉を聞き、底の土を表面に出すように耕しました。

    他にもフラミンゴが好むちょっとしたコツやついついやってしまいがちだけど、やらない方がいいことなども
    教えてもらいながら、えっちらおっちら完成です。



    ▼ベテラン飼育員と一緒に島を耕す様子
    https://youtube.com/shorts/arX0GPu-tkU?si=UVpiUC9tLGnoAfyG

    ▼島の土起こし後のフラミンゴの様子

    毎年、4月下旬には最初の産卵が始まり、親鳥にあたためられた卵は28日前後で孵化しますので
    順調なら梅雨入り前には最初のヒナが産まれます。

    今年もヒナの誕生が楽しみです。


    ▼昨年、誕生したベニイロフラミンゴのヒナ

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    動物専門員 あお