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最新ニュース

  • 2021年01月12日

    資料館レポ No.1 開園70周年記念特別展示「はく製になった動物たち」~ホッキョクグマ編~

     今回は初代ホッキョクグマのキタオ(オス)を紹介します。

     

    立ち上がった姿のキタオのはく製は、

    間近で見ると一層大きく感じます。

     

    ①キョクグマはく製

     

     

    キタオは1969年、旧ソ連のモスクワから羽田経由で、メスのキタコと一緒に神戸にやってきました。

    来園時は5か月で、体長1mとまだ幼く、かわいかった2頭。

     

    ②ホッキョクグマ088

      

     

    ③ホッキョクグマ089

     

    最初は猛獣舎に仮住まいでしたが、

    1970年、新しい獣舎(現在の北園)へ引越しました。

     

    ④ホッキョクグマ

     

    ⑤ホッキョクグマ

     

     

     

     

    新居は、飛び込み台付きのプールで、水深も1.7メートルと深い。

    ここで、2頭はのびのびと暮らし始めました。 

     

    ⑥ホッキョクグマ092

     

     雪が積もって楽しそうな貴重な2頭の写真を見つけました。

    (亀井一成氏撮影)

     

     

     2頭はとても仲良く、

    来園者を楽しませてくれました。

     

     

     

     ⑧ホッキョクグマ小アルバム

      

    そして、2頭とも長生きしましたが、

    1990年、キタオが21歳で亡くなった後、キタコも翌年、後を追うように亡くなりました。

     

     

    はく製になってからも地球温暖化を訴えた特別展などで活躍してくれています。

     

    ⑨DSC_0030

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    Norigoriチャン

     

  • 2020年12月11日

    資料館だより No.100 開園70周年特別展示「はく製になった動物たち」ゴリラ編

    「動物園を彩ったはく製になった動物たち」第2弾は、ニシローランドゴリラのザークです。

     

    はく製になったザークも迫力ありますが、

     

    1.はく製

     

    本物はもっとカッコよかった!

     

    2.ザーク1976.10

     

    このとおり、イケメン!

     

    ゴリラが初めて日本にやってきたのは、1954年に移動動物園であるという記録があります。

    公立の動物園に初めてやってきたのは、1957年で上野動物園に来園した3頭の子どものゴリラでした。

     

    ザークはその中の一頭で、上野来園時は推定2歳、体重9㎏というまだ、幼いかわいいゴリラでした。

     

    3.ごりらカラー

     

    左からムブル、ザーク、ブルブル

     

    ザークが王子動物園にやってきたのは、1963年で8歳のときでした。

    2頭と離れて、ひとりぼっちで神戸にやってきたザークは食欲不振に…

     

    4.ザーク来園

     

    そんなときにザークを救ってくれたのが、チンパンジーのリリーさんでした。

     

    5.リリーさんあそぼ

    リリーさんと遊ぶザーク

     

    6.ザークとリリーby亀井

    リリーさん、友だちになってくれてありがとう。

     

    ザークとリリーは結婚できませんが、リリーはザークの心のささえでした。

    ザークはあまりにも大きくなりすぎたので、晩年はとなり同志の檻で暮らしていました。

     

    7.ザーク水浴び

    水浴びでこんなお茶目な写真も残っていました。

     

    1982年、ザークはギネスブックに飼育で世界で一番重いニシローランドゴリラ285㎏で掲載されました。

    その後、ちょとと太りすぎということで、少しダイエットをしたそうです。

     

    8.ザークギネス

     

    ザークはゴリラの中ではイケメンと言われ、晩年は立派なシルバーバックとなり、仙人を思わせる崇高な姿となり、人気を集めました。

    9.ザーク顔

     

    私もザークのファンのひとりでした。

     

    ザークはミカンが大好きで、大きな手にミカンがとても小さく見えたことを懐かしく思い出しました。

     

     

     

     

    Norigoriチャン

     

     

     

     

     

     

  • 2020年12月05日

    資料館だよりNo.99 動物クラフトでツリーを飾ろう!

     

     

    イベント「動物クラフトでツリーを飾ろう!」を本日開催しました。

     

    今年はコロナの影響で軒並みイベントが中止になってしまったので、久しぶりにイベントを開催出来て嬉しいです。

     

     

    DSC00994

     

    DSC00997

     

    DSC01003

     

     

    DSC01005

     

     

     

    今年も素敵なツリーが出来上がりました!

    参加していただき、ありがとうございます。

     

     

     

    年明けにはワークショップ出来るといいなぁ…

    (早くコロナ収まれ~~~!!!)

     

     

    カドワクさん

  • 2020年11月22日

    資料館だよりNo.98 開園70周年にむけて「はく製展示室」模様替え!

     王子動物園は2021年3月21日で開園70年を迎えます。

    今後、開園70周年記念特別展も予定をしておりますが…

     

    特別展に先駆け、11月20日から「動物園を彩ったはく製になった動物たち」というタイトルで、動物科学資料館内はく製展示室にて開園70周年ミニ展示が始まりました。

     

    IMG_3195

     

    この展示では、年代を追いながら、動物園で活躍した8頭の剥製になった動物たちが当時を振り返り、語ってくれます。

     

    今回はその中から一番古い時代のアミメキリンの赤ちゃん「はじめちゃん」を紹介します。

     

    これは1956年(昭和31年)当園で最初に生まれたキリンの赤ちゃんのはく製です。

     

    IMG_3199

     

    無題

     

    展示解説

     

     

    1956キリン513

     

    1956年のキリン舎 

    当初はパンダ館南側にありました。

     

     

     

    1956 キリン第一子縮小

     

    はじめちゃんの貴重な写真

     

    残念ながら飼育スタッフの懸命な看護も虚しく、生後4日目に天国に旅立ちました。

     

    はく製になったキリン縮小

     

    こんな貴重な写真も残っていました。

     

    今回は収蔵資料の記録にある中では一番古いはく製を紹介いたしました。

     

    ぜひ動物園のお宝でもある貴重なはく製たちを見に来てくださいね

     

    次回は私の大好きだったゴリラのザークをご紹介します。

     

    お楽しみに。

     

     

    Norigoriチャン

     

     

  • 2020年10月24日

    資料館だより №97 こども図書室のチンパンジーくん⑦

     動物科学資料館 こども図書室のチンパンジーくん

     

     

    あれ? これ なんだ?

     DSC00839

     チンパンジーくんに  とくべつサイズの

    タンタンぼうしを  つくってみたの。

     

    わーい!!

     ・・・あ・・・ちょっと、ちいさい・・・。

    わぁ!ぼうし!・・・いいなぁ。

    DSC00841DSC00845

    ほいっ!ウータンくんに  にあってる! ぴったりだよ。

     

    もうすぐ、ハロウィン!

    なりきりタンタンさんでタンタンさんと しゃしん とろう!DSC00850

    しゅっぱつだ!

    しゃしん いっぱいとったから、ちっさくのせるよ。

    クリックしたら おおきくなるよ。

     

    まずは・・・きゅうけいコーナーで パシャッ!

    DSC00838

    とくべつてんで パシャッ パシャッ パシャッ!

    DSC00860

    DSC008632

    DSC008652

     きゅうけいホールでパシャッ! ハロウィン タンタンさんだよ!DSC00867

    おまけ・・・がいこつの スケ=ルトンさんと なかまたちと パシャッ!DSC008692

     

    スケさんは、いうんだ。「この鎌(かま)は 、たましいじゃなくて ウィルスをカットするんだ~!」って。

    がいこつだけど マスクをして たたかうんだって。DSC00870

     

    がんばってね、スケさん。

     

    資料館に なりきりタンタンで遊びに来てね。写真スポットはどこか探してみてね。

    ※タンタンの帽子は、園内の売店で販売しています。ご自分で工作して組み立てるキットです。

    ウータンくんサイズは、特別サイズなので、販売していません。

     

  • 2020年10月08日

    円形猛獣舎の健康診断

    9月22,23,25日の3日間で,円形猛獣舎のトラ,ライオン,ジャガー,ユキヒョウ,アムールヒョウにワクチンを接種しました。

    この時に,健康診断も行います。

    毎日猛獣たちと接している飼育担当者でも,猛獣のいる部屋には入れません。

    麻酔をかけて,寝ている間に行います。

    ぐっすり寝たことを確認してから作業に取り掛かります。

    IMG_0217

     

    普段行うことが出来ない作業を出来るだけ短時間で行っていきます。

     

     

    IMG_0245

     

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    歯石とり 

     

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    体長測定 

     

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    採血 

     

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    爪切り 

     

    IMG_0123

    ワクチン 

     

    一通りの作業が終了すれば,部屋に戻し麻酔から覚めやすくする薬を注射して終了です。

    IMG_0293

     

     

    獣医さんと飼育員の事前準備,打ち合わせのおかげで無事に作業を終えることが出来ました。
    ちなみに,王子動物園のライオン「ラオ」は日本でトップクラスの高齢のライオンです。
    目も白く濁ってきて,体も痩せてきましたが,少しでも長く,元気でいてほしいです。

  • 2020年09月28日

    資料館だより No.96 図書室に新しい本が入りました

    王子動物園の図書室では

    動物についてもっと知りたい!をかなえる本をそろえています :lol:  

     

     

    DSC00797

     

    新しく入った55冊の本から、一部をご紹介  ;-)

     

    『カモノハシの博物誌  ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語』

     浅原正和

    カモノハシの不思議な生態や進化、発見に至る歴史や飼育への試み、そして現代の保護活動などをまとめたカモノハシ専門書。

    著者はカモノハシ好きが高じて哺乳類のかたちの進化を研究しています。研究生活の苦楽や”好き”を仕事にするための戦略も垣間見える本です。

    哺乳類の進化や単孔類について知りたいという方にも役立つと思います。

     

     

    『いのちをつなぐ動物園  生まれてから死ぬまで、動物の暮らしをサポートする』

     京都市動物園 生き物・学び・研究センター(編)

    京都市動物園では、生き物・学び・研究センターが中心となって動物園での様々な調査・研究を行っています。

    この本では、これまでの成果がスタッフによって紹介されています。読み進めていくうちに、動物園がその役割をまっとうして継続していくにはどうしたらいいのか?ということを考えさせられました。

     

     

    『ZOOLOGY  図鑑  動物の世界』

     スミソニアン協会・ロンドン自然史博物館(監修)

     遠藤秀紀(日本語版監修)

    迫力ある写真と簡潔な図解・解説で、生き物の形態と生態を紹介する図鑑。

    図書担当のお気に入りは「鳥のくちばしの形状」のページです。感動したり、ギョッとしたり…ページをめくるたびに新鮮な驚きがありますよ!

     

     

    DSC00800

     

     

    『足のうらずかん』①~③

     村田浩一(監修)

    普段なかなか見ることのできない生き物の”足のうら”から、その生態を紹介する子ども向けの図鑑。

    「だれの足のうらでしょう?」「どんな足のうらをしているでしょう?」といった問いかけから、ページをめくると答えと解説が。生き物観察の視点も身につきそうです。

     

    DSC00792

    *児童書はこども図書室にあります

     

     

    図書検索はこちらから ↓

    http://www.kobe-ojizoo.jp/athenaeum/ 

     

     

    洋書や動物園の記念誌など、閉架図書を閲覧したい方は

    資料館事務室にお声がけください!

     

    図書助

  • 2020年09月10日

    資料館だより №95 こども図書室のチンパンジーくん⑥

     動物科学資料館 こども図書室のチンパンジーくん

    特別企画展「ありがとうタンタン」展 に来ています。

    「タンタンさんに会いに行く」後編「むむむ…ありゃ なんだ…?!」の巻

     

    -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

    DSC00565 加工済

    ふふふ、なんだと おもう?

    DSC00606.加工済

    んーと…おだんごのやま?

    いいえ。なんでしょう?

    DSC00595.加工済

    あ!かいてある!

    タンタンさんの  1にちぶんの うんちだね。

    どうして、こんなに たっぷりなのかも かいてるね。

     

    ここでは なにをしているの?

    DSC00498.加工済jpg


     
    ハズバンダリートレーニングしてるわ。

     

    ここは、なにかな?

    DSC00609加工済

    へぇー!タンタンさんのまえに、

    こうべに パンダさん、きてたんだね。

     

    わぁ!タンタンさんの グッズが いっぱいあるよ!

    DSC00504

    こうべパンダの タンタンさん、かわいいなぁ。

    DSC00601

    そして、タンタンさん、ここに かえるんだね。

    ちゅうごく ジャイアントパンダ ほご けんきゅう センター

    都江堰 基地

    ひろくて、いいところだね。

    だけど、こうべのことも、みんなのことも、

    わすれないでね。

    もちろんよ。こうべのことも、 みんなもことも、

    ちんぱんじーくんのことも、わすれないわ。

    好評開催中 :-D   特別企画展示「ありがとうタンタン」展 見に来てね !

  • 2020年08月24日

    資料館だより №94 こども図書室のチンパンジーくん⑤

      動物科学資料館 こども図書室のチンパンジーくん

    どこいくの?

    DSC00485

    ふふふっ♪… とっても  いいところ♬

    いつもの ろうかを とおって… 。

    DSC07433

    ほら! ついた!

    タンタンさんに あいにきたのね。

    DSC00555.少し明るいjpg

     

     

    あら!かわいいぼうや  いらっしゃい!

    DSC00492

    タンタンさん げんき だった?

    タンタンさんの  えがお  だいすきだよ。

    そう?うれしいわ。

    わたし、ちゅうごくへ   かえることに なったのよ。

    さびしいなぁ・・・。

    ここには、わたしの  こうべでの 20ねんが

    つまっているの。           ぜひ、みていってね。

    うん! そうするね。

     DSC00494

     テレビが あるよ!みてみよう!

    タンタンさん、アイドルだね~。

    わぁ!あかちゃんが うまれたよ!!

    さぁ、おつぎは なにかしら?

    DSC00497

    これ、なんだろ?

    歓迎(かんげい)って  かいてあるよ。

    その  つぎは…?

    …あら? チンパンジーくん  どうしたの?

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    なんだかね。 まだまだ、いっぱいあるみたい!

    つづきは こんど しょうかい するね!!

     

    次回予告!”「むむむ… ありゃ なんだ…?!” の巻 8-O

    DSC00565 加工済

  • 2020年08月09日

    アジアゾウ「ズゼ」の足の手入れ

     

    王子動物園には2頭のアジアゾウが生活しています。

    オスのゾウ「マック」は危険防止のため「準間接飼育」という方法でゾウと柵越しに距離をとって足の手入れを行います。

     

    一方,メスのゾウ「ズゼ」は「直接飼育」という方法でゾウと飼育係が同じ空間でトレーニングを行い,足の手入れも行います。

    主に休園日に時間をかけてズゼの足の手入れを行っています。

     

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    体の大きなゾウは1本の足を痛めると,ほかの足にまで負担がかかって,痛めてしまうことがあるので注意しています。

    足の手入れはゾウの健康のためとても大切なことなのです。

     

     

    まーくん