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最新ニュース

  • 2022年11月25日

    こんなことも

    動物園の飼育係は掃除、餌やり以外にこんな事をしているという紹介をしたいと思います。

     

    動物園の役割の中に調査、研究があります。飼育をして分かった事、経験した事、疑問などそれを他園と共有することが大切です。その場が近畿ブロック技術者研修会や全国技術者研究会です。種ごとに分かれたレッサーパンダ会議、ゾウ会議などもあります。

     

    私は先日担当であるホッキョクグマの計画推進会議に参加するため、愛媛県立とべ動物園に行ってきました。

     

    IMG_5567

     

    全国のホッキョクグマ飼育園館の飼育係や獣医師が集まり、現状報告や今後の課題点などを話し合います。

     

    近年は新型コロナウイルスの感染予防のためリモートが多くなっていますが、対面の会議はリモートでは聞きにくい小さな事やホッキョクグマ以外の動物のことなど色々聞けます。会議が終われば情報交換会でその続きをします。日付けが変わっても、ホテルの部屋で話をする人たちもいます。

     

    2日目は会議の続きをして、園内見学をします。ホッキョクグマ舎以外にも他に担当している動物舎なども案内してもらえます。

     

    新しい知識、飼育方法のアイデアなど色々刺激を受けます。それを持ち帰り王子動物園に生かせられるようにしていきたいです。

     

    37 

     

    やん

  • 2022年11月23日

    ヤマアラシたちの裏側をご紹介

    王子動物園には、アフリカタテガミヤマアラシ(アフリカ中北部に生息)とインドタテガミヤマアラシ(南~西アジアに生息)の2種のヤマアラシがいます。
    どちらも、頭から肩にかけてタテガミ状のかたい⽑が、背中から尾には⽑が変化した⽩⿊の針が⽣えており、危険が迫ったときに、この針毛を逆立てて音を出したり、後ろ向きに突進したりして身を守ります。

     

    さて、こんなトゲトゲなヤマアラシたち、治療などの必要があるときはどうするのでしょう?

     

    アフリカタテガミヤマアラシの「ムム」(メス)は、歯の咬み合わせがずれてしまっており、歯が伸びて餌が食べにくくなってしまうので、ときどき獣医が、歯を削ってあげないといけません。

     

    DSC02641      
    ↑下の歯が伸びてしまっています。

     

     

    そのためにまずは飼育員がムムを捕まえるのですが、その方法には歴代の飼育員たちの工夫が重ねられています。
    当初はムムを入れるための金属製の箱を作り、改良が重ねられました。

     

    IMG_1662
    こちらは3代目に改良された箱「ヤマアラ3号」です。

    頑丈ですが重いです。

     

     

    ムムを箱に入れると、麻酔をかけて、電動の器具で歯を削っていきます。
    IMG_1942

     

    これでまた餌を食べられます。

     

     

    捕まえやすさや安全性、運びやすさなどを考慮し、改良が重ねられたところ、今はどうなっているかというと…

     

     IMG_9685

    これです。

    ポリバケツを改造して作られています。

    とても扱いやすくなりました。

     

     

    最近、当園にやってきたインドタテガミヤマアラシの検疫が終わって、展示場に移動するときも、これを使いました。

    IMG_0469

     

     

    今、インドタテガミヤマアラシの「まさお」と「ヴィゴラドゥーエ」は新しい展示場の環境に馴れるよう練習中です。
    ゆっくり見守ってくださいね。

     まさおDSC_3558

    まさお

     

     

    ヴィゴラドゥーエDSC_3534

    ヴィゴラドゥーエ

     


    ション

  • 2022年11月16日

    ZiZi通信 No.67 さいせき....

     

    11/9(水)休園日にキリン担当者は頑張りました。

    運動場の砕石(さいせき)が減っていたので、

    写真の量を3杯入れて整地しました。

    DSC05546

     

    ヒメイチが来た頃(2015年)(まだまだ子供、後ろはミライ)

    もともと運動場は土でした。

    IMG_2749

      

    ヒメイチはよく座る子でした。(成長と共に座らなくなりました)

    DSC02121

     

    ヒメイチは順調に大きくなりましたが、

    蹄(ヒヅメ)が伸びすぎて痛くて困りました。

    そんなとき、たまたま訪れた熊本市動植物園で教えてもらいました。

    2~5mmの砕石が蹄にいいということを。(蹄がよく削れる)

    熊本キリン舎(熊本市動植物園)

     

    これです。

    ヒメイチの蹄は、先を少し切り、常々この砕石で削れて

    今では何事もなく立派なお父さんになっています。

    DSC05547

     

    健康は足元から かな?

    ZiZi1号

  • 2022年11月11日

    知られざる運営の日常*1

    はじめまして、運営担当のブロンズです。

     

    「運営担当」のお仕事は、お客様を迎えるためのこと全般、飼料や薬品などあらゆる必要物品の購入、広報や取材対応、イベント、予算管理などなど多岐に渡っており、いつもバタバタ、日々なんやかんやが巻き起こっています。

     

    例えば朝に「今日はまずこの資料を作って、その次はあれしてこれしよ~」なんて考えていても…
    お問い合わせやら打合せやら対応しているところに園内でトラブル勃発、対処していたら突然の来客、合間に大小いろんなものの納品を受け、さらに今度はまさかの〇〇…などなどで気付けば何も進まないままもう夕方やん!なんて日もしばしば。

    では、休園日の水曜は暇かと思いきや、お客様のいない時しかできない園内作業の貴重なチャンスのため、ほっとする合間もなく…
    いつも頭の中には「もっと楽しい動物園にしたい、こんなことしたい~」の思いが溢れているのですが、あれやこれやのてんやわんやで、とにかく時間が足りないのです(あ、お金も足りへん)。

     

    こんな毎日を送っている私ですが、お客様に喜んでもらえたらと地道に取り組んでいるのが、ささやかな手作り掲示です。
    最近のものを少し紹介させてください。

     

    ①名前言えるかな?

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    入口に最近お目見えした38の動物たち。いろんな動物に少しでも興味を持ってもらいたくて、動物の名前を当ててもらう形にしました。

    (A4プリントをひたすらペタペタ…ほんとは130種全部載せてあげたい!)

     

    ②遠足の子どもたちを動物がお出迎え♪

    IMG_8372
    少し前まで味気ないシャッターだった団体入口を、念願の明るい門扉にチェンジ。当園の動物たちの楽しいイラストを貼りました。

     

    ③ハッピーハロウィン!

    IMG-0450

    IMG-0544
    コロナの影響で最近出番の少なかった飼育員手作りの看板を、1日だけハロウィン仕様にリメイクしてみました。

     

    ④タンタン27歳の誕生日(少し前ですが)
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    タンタンをご覧いただけない代わりにせめて動画をと、特別動画のQRコードを貼った大きな看板を立てました。

     

    当園に来てくださった皆さまに、動物にたくさん興味をもってもらえますように。
    今日は来てよかったね、と楽しい気持ちで帰ってもらえますように。
    合間を見つけてまた何か作りますので、動物園に来られたら、これかな~とご覧いただけると嬉しいです。
    (ちなみにアイデアは、お風呂で思いつくことが多いです)
    最後に、いつも私の思いつきに付き合って、根気よく一緒に作業してくれるKさんに感謝。

    (ブロンズ)

  • 2022年11月08日

    ZiZi通信 No.66 ビュ~ン....

     

    ZiZi1号はキリン舎に補修の下見に行きました。

    ヒメイチ(左)とアラシ(右)が室内の仕切り越しに

    静かにしていると思ったら....

    DSC05521

     

    ヒメイチ:ホレホレ~

    アラシ:知らん!知らん!

    DSC05522

     

    アラシ:エイッ ビュ~ン!

    ヒメイチ:ヒョイ

    DSC05523

     

    アラシ:アリャリャ?

    DSC05524

     

    てな具合で力くらべ(ネッキング)してました。

    仲いいね!

     

    ZiZi1号 

  • 2022年11月07日

    ZiZi通信 No.65 凸凹で 2....

     

    コンクリートの平板が凸凹して直してほしいと通報あり!

     DSC05491色付き

      

    桜の根が侵入して平板を押し上げています。

    DSC05492

     

    根を撤去!

    DSC05494

     

    何とか完成です。

    DSC05497

      

    帰りに出目男がご飯食べてました。

    今は歯が悪いので切った乾草と大好きなオカラ、キャベツ、青草などを

    美味しそうに食べていました。

    DSC05481

     

     

    なかなか豪快!

    DSC05484 

     

    それにしても 食べ方と違って カワイイ後ろ足!

    なんで足揃えるの?

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    ZiZi1号

  • 2022年11月06日

    おっちゃん日和epi.1 動物園の「不思議」

     はじめまして、おっちゃん日和です。これから日々の仕事の中で、気になったことを書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

     皆さんは、王子動物園に二宮金次郎と小便小僧がいるのをご存知でしょうか。薪を背負い、本を読んでいる二宮金次郎と言えば小学校、小便小僧と言えばベルギーのブリュッセルで有名ですが、この二人がどうして動物園にいるか不思議に思い、その理由を園内で聞いてみました。
    聞いてみたところ小便小僧のルーツはわかりませんでした。中には何処の街から歩いてきたのでは、というテキトーな話も。
    開園から72年目となり歴史ある動物園なので、経緯がわからないこともあるんだ、と勝手に納得してしまいました。
    皆さんも是非、園内の「不思議」も見て下さい。お待ちしております。
    ちなみに、二宮金次郎は以前園内で営業していた飲食店のご主人から譲り受けたそうです。

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    おっちゃん日和

  • 2022年11月01日

    ZiZi通信 No.64 凸凹で....

     マイド ! ZiZi1号です。

    ゾウの運動場が凸凹です。

    ゾウは虫よけ、日焼け予防のために土などを体にかけます。

    だから穴を掘ります。 だから地面が凸凹になります。

    DSC_0178

     

    DSC_0177

     

    だから土を入れます。

    土はフルイをかけた真砂土です。

    今回は3㎥。

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    完成! 凸凹なくなりましたあ~!

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    ゾウ達に運動場を開放したと思ったら、早速 鼻をモゾモゾ動かしています。

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    あっという間に背中に土が乗りました。早っ!

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    また土を入れるから 大丈夫だよ!

     

    ZiZi1号

  • 2022年10月27日

    みませんか

    あっという間に10月も終わりが近づいていますね。

    つい少し前には大きな銀杏(ギンナン)の実が色づいてきて、虫の音とあわせて秋らしい景色を楽しんでいたのに、季節はもう冬にまっしぐらな感じです。

     

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    青い実をつけていたピラカンサが真っ赤に色づき、青々とした葉しかなかったキンモクセイが一週間もしないうちに独特なにおいの花を咲かせています。


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    王子動物園は交通の便利な街の真ん中にありますが、上空から見ると森のようにたくさんの大きな木に囲まれています。

    だから動物園、王子公園では草木や花の成長や野鳥たちの鳴き声、虫たちの鳴き声で四季を感じ、楽しむことができます。

    動物園でたくさんの希少な野生動物を見て、知って、興味を持ってもらいたいと思いますが、

    たまにはふと立ち止まって、自分たちの周りにある音やにおいなどで色々なことを感じてみませんか?

    これからの季節、落葉樹の葉が落ちて、野鳥たちが探しやすくなったりもしますよ。


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     ぶろぐのぐ

  • 2022年10月24日

    動物園獣医の仕事 検査編その1 血液検査

    はじめまして。

     

    これから王子動物園の獣医の目線から定期的にブログを書かせていただきます。

    せっかくなので、あまり表に出ない動物園獣医師の仕事を色々と紹介していければと思います。

     

    今考えてる内容は検査、器具、診療方法などです。

    あまり肩に力をいれず書いていきますので、「ふーん」くらいの気持ちで読んでいただければ幸いです。

     

    てことで、まずは検査について紹介していきます。

     

    今回は皆さんも健康診断で経験することのある「血液検査」を紹介します。

     

    血液検査は動物の体調不良時のみならず、健康診断時にも実施します。

    ほぼ毎日、何かしらの動物の血液検査をしています。

     

    ここで、獣医を悩ませてくれるのが、動物による違いです。

    王子動物園は哺乳類・鳥類・爬虫類を飼育しており、その種数は約130にもなります。

     

    哺乳類・鳥類・爬虫類の血はみんな赤色なのですが、顕微鏡でみると全然違います。

    色々な違いがありますが、今回は違いが分かりやすい「赤血球」に注目してみましょう。

     

    赤血球というのは体中に酸素を運ぶ役割をもった細胞です。

    その役割は王子動物園の130種の動物達で違いはありません。

    じゃあ形も同じなら検査する獣医も1つの知識で対応出来るのでうれしいのですが、

    残念ながら(動物は悪くないです)違います。

     

    百聞は一見に如かずということで、実際の顕微鏡写真を紹介します。

    まずは哺乳類(コアラ)の血液を見てみましょう。

    20221024170812

    次に鳥類(鶏)はこんな感じです。

    20221024170915

    最後に爬虫類(カメ)を。

    20221024171202

     

    どうでしょう?

    鳥類と爬虫類は似てますが大きさが違います。

    哺乳類にいたっては完全に別物。

     

    もちろん赤血球だけでなく、他にも様々な違いがあります。

     

    更に、同じ哺乳類・鳥類・爬虫類の中でも、種によって差がある項目があります。

    更に更に、同じ種の中でも、個体差が、、、

    更に更に更に、同じ個体でも、発情期の有無によって差が、、、

     

    動物園での血液検査って奥が深いです。

    深すぎてまだまだ底が見えません。

     

    では、今回はこのへんで。

    次回は糞便検査について紹介していこうと思います。

     

    王子の獣医