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2014年06月22日
じゅーいのしゅーい#8 チェリーさん誕生日
チンパンジーのチェリーさん、6月22日で51歳になりました!
父親のジョニーさんが国内最高齢(63歳)のため目立ちませんが、
じつはチェリーさんも国内約300頭中5番目のご長寿なんですよ。
ビワ、おいしい?(担当の飼育係が用意した、今日だけの特別メニュー!…私、まだ今年ビワ食べてないよ~)
チェリーさん、開園前の回診のときには、同居人のユキさんと一緒に
まだ寝室にいます。
ユキさん(右)は挨拶にきてくれますが、チェリーさんは無視…。
絶対、こっちに気づいてるんですけどね。
くやしいので、ある日、爆睡しているところを激写しちゃいました。
写真ではわかりづらいですが、目をつぶっています。
10年前は私の顔を見ると「やる気ならいつでもやるわよ!」とウ○コを投げてきたチェリーさん。最近は丸くなってきたのか、チラ見しかしてくれません。
ちょっと淋しいです…。
ジョニーさんともども、長生きしてね!
(亜種メガネダヌキ)
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2014年06月21日
羊毛でペーパーウェイトを作ろう
本日動物科学資料館でペーパーウェイトを作る催しが行われました
兵庫区からお越しのお客さまです
弟さんは疲れてお休み中です
上手な作品ができあがりました
東灘から大橋さまがお孫さんとお越しになられました
こんなかわいい作品もできあがりました
動物科学資料館では随時このような催しを行っています
次回は7月の5日、6日に「たなばたを飾ろう」と題して
動物短冊に願い事を書いて笹につるすイベントを行います
皆様のお越しをお待ちしています
Aちゃん
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2014年06月19日
えんちょうさんぽ⑫ 「赤ちゃんゾウに逢ってきました」
6月15日(日曜)、市原ぞうの国へ行って12日に生まれた赤ちゃんゾウに逢ってきました。とても元気に大きな声で鳴いていました。
赤ちゃんゾウと後ろがプーリー
ズゼの搾乳
体重は生まれた直後が142kg、しばらくおっぱいが飲めていなかったので、6kg減りましたが、ズゼから搾ったミルクとプーリーのおっぱいを飲ませてもらって、毎日1~1.5kg体重が増加しています。ズゼからこの日まで授乳できていませんが、プーリーは優しいお母さんゾウで、すぐに代理をしてくれました。その子ゾウのりり香も仲良く一緒に遊んでくれています。野生のゾウはメスが中心に群れで生活して、互いに助け合って生きていると本で知っていましたが、この日、実感できました。
体重を量っている赤ちゃんゾウと後ろで私もとおねだりするりり香
市原のゾウ使いは交代で24時間赤ちゃんゾウの世話をしてくれています。タイでは生活の中にゾウがいて、ゾウの経験値、信頼関係は常に一緒にいることで増幅されていくようです。
安心して寝ている赤ちゃんゾウとそばについているゾウ使い
今週末に王子動物園と市原ぞうの国で名前を決める投票を行います。ふるって、投票してください。
今後、元気なオスゾウに育っていってほしいものです。
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2014年06月16日
ゾウのあかちゃん速報(オカンの目にも涙)
やっと会えました。
ズゼとマックのベビー。
4月からいつ生まれるか生まれるかとみんな心待ちにしていました。
無事に生まれてくれて本当によかったです。
オカンはうれし涙が出ましたよ。
生まれてすぐにズゼのおっぱいを吸わせてみようとしましたが、
この子は飲むのがとてもへたくそでした。
そこでプーリーさんの力をかりることになりました。
プーリーさんは、市原ぞうの国で、「りり香」という9か月のおんなのこのゾウを育てています。
7歳になる「ゆめ花」という子も育て上げた貫録のおかあさんです。
プーリーさんのおっぱいを吸う練習をしてみました。
向かって左がりり香、右がジュニアです。
ズゼのおっぱいは飼育係がしぼってジュニアに飲ませています。
おなかいっぱいになっておやすみです。
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2014年06月13日
インドゾウ『マック』の誕生会
インドゾウのマック(オス)は、平成26年6月13日で、22歳になりました。昨日、出生したマックのあかちゃんとは1日違いの誕生日になりました。
マックにもお祝いしたくて好物のスイカを用意して誕生会を開くことにしました。
ゾウ舎運動場に手作り看板を設置
バナナと人参で22歳と書きました
担当者がお客さんの質問に答えています
平日というのに100人ぐらい集まってくれました
スイカから食べると思いきやバナナから食べました。スイカは最後まで残していました。もしかしたらマックは、人間と同じで美味しいものを最後に残すタイプの性格なのかもしれません
やっとスイカに手を、いや鼻を出しました。
そして美味しそうに食べてくれました。
食べ終わったら、お客さんからマックに拍手が起こりました。
昨日はマックとズゼの赤ちゃんも生まれたし、今日はたくさんのお客さんにお祝いしてもらって、よかったねって気持ちになりました。
たくさん集まってくださったお客さんに感謝の気持ちでいっぱいでした。
そーかつ
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2014年06月13日
えんちょうさんぽ⑪ 「友好都市リガとの動物交流」
ズゼが出産した5月12日、神戸市との友好都市であるラトビアのリガ市から提携40周年を記念して訪問団が市長表敬に市役所に来られました。
友好都市の交流を深めようということで、この日、王子とリガの両動物園で動物交流をしていきましょうという協力協定を締結しました。
右から リガ動物園長、リガ市長、神戸市長、王子動物園長 です。
日本の動物園では動物の高齢化や繁殖の問題で動物の数が減ってきています。国内での繁殖・交流にも限界があり、ヨーロッパやアメリカの動物園との交流は重要になってきています。今後はお互いの希望する動物が入手できるよう協力していければと思っています。
ズゼが故郷のリガ市からの訪問団を待つように出産したことは何か運命的なものを感じます。久元市長からもうれしいサプライズとして、あいさつの中で、話をしてもらい、訪問団からは「コングラチュレーション」の言葉とともに拍手をいただきました。
ここで、少し、ズゼが王子に来た経緯をお話しします。
ズゼは1996年にリガ動物園が友好都市動物交流として「阪神・淡路大震災で傷ついた神戸のこどもたちに勇気を与えるためなら」と送ってくれました。
ズゼはリガ市民に大変愛されていたゾウさんで、モスクワ動物園にあったズゼの所有権を市民の寄付で買い取ったという経緯もあり、市民は遠い日本に送ることに涙を流して、引き取りに向かった当時の王子動物園長に訴える人もあったそうです。出発する前には別れを告げる人たちが続々と動物園を訪れたそうです。
ズゼの出産直後の親子の写真をリガの動物園長さんに渡し、大変喜んでいただきました。帰ったら、みんなに報告しますと言われていました。ズゼの子孫を大きく育てることはこのリガ市との友好関係に貢献することだと思っています。
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2014年06月13日
えんちょうさんぽ⑩ 「ズゼ出産」
6月12日(木曜) 午前2時30分頃 市原ぞうの国でインドゾウのズゼが出産しました。
オスで体重142kg、体高106cm、体長110cmある大きな赤ちゃんで、母子ともに健康です。大きな鳴き声を出す、元気な赤ちゃんで、お父さんのマックに似て足が長いかっこいいゾウさんです。
出産まじかとお伝えしてから2か月、予定日の5月中旬になってもホルモン値が下がらず、先週陣痛がみられるが、弱くてなかなか出産に至らないので、心配してしてましたが、無事出産できました。
これからが、本来の目的の自然哺育への訓練です。王子からはぞうの飼育員2名、獣医1名と副園長が行っています。飼育員は「授乳させるのは今でしょ」という気持ちを強く持ち、市原のゾウ使いさんと協力して自然哺育の成功に向け、取り組んでいます。
これに成功して、王子に帰ってくるときには、皆さんに親子で歩く姿をお見せできることを期待しています。うまくいけば、1年半後くらいに帰る予定です。
赤ちゃんの公開は少し先になると思いますが、千葉に行く機会があれば、ぜひ、市原ぞうの国へズゼと赤ちゃんを見に行ってください。
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2014年06月08日
じゅーいのしゅーい#7 恒例!ネコワクチン大会
5月は毎年恒例、ネコたちのワクチン接種シーズンです。
今年も無事にその時期を終えました。
ネコといってももちろん、イエネコ(ふつうのネコ)ではなく…
マヌルネコなどイエネコサイズから、トラ、ライオンなど大型サイズまで、豪華ラインナップです。
もちろん、すすんでワクチンの注射なんか打たせてくれません。
となるとやはり、全身麻酔ということに…。
となるとやはり、ワクチンだけでは済みません…。
健康診断を兼ねてここぞとばかりにアレコレやっちゃいます。
触診、聴診、採血、爪切り、歯のチェック、身体計測などなど。
でも、大型ネコの全身麻酔はリスクがいっぱい。
麻酔が深くかかりすぎると命の危険があります。
逆に麻酔が浅すぎると、危ないのは私たちスタッフの命!
なので必ず心電図や体温などをモニタリングしながら、最速で処置を行います。
集中力を切らさず、安全に実施するためにも、麻酔は1日2頭まで。
しっかり覚醒するのを確認するまでは、安心できません。
アムールトラのヤマちゃん、翌日の足取りは軽快です。
全部終わるころには獣医はぐったり疲れ、
動物園には梅雨が近づいているのでした…。
(亜種メガネダヌキ)
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2014年06月02日
ふれあい広場のデゴイチ(オカンのうんちく)
王子動物園の「ふれあい広場」にはD51(デゴイチ)があります。
デゴイチといえばご存じのとおり、日本を代表する蒸気機関車です。
昭和46年(1971年)に、JRよりお借りするというかたちで、ここ
王子動物園にやってきました。
「D51 211」と書かれています。
これはD51形蒸気機関車としては211台目に製造されたことを
あらわしているそうです。
その下の楕円形の標識には、
「鉄道省 鷹取工場 昭和13年 製造番号1」
と書かれています。
鉄道省(今のJR)鷹取工場では昭和13年にD51が7台製造
されたそうですが、これはその名誉ある1台目のようです。
D51の後ろには青い客車(みたいなの)が2台。
前の車両には「形式ヨ6000」、後ろの車両には「形式ヨ5000」と
書かれています。
実はこの「ヨ」というのは「車掌車」をあらわします。
かつては「車掌車」というのが貨物列車の最後尾に連結されていて、
車掌さんが乗務していたそうです。
ですのでこれらの車両はもともとは客車ではありません。
こちらは前の方、ヨ6000(車両番号ヨ6692)の内部です。
客車風に改造されています。
こちらは後ろの方、ヨ5000(車両番号ヨ14542)の中。
一見カフェ風?ですが、車掌車の内部がけっこう忠実に
残されています。
車掌車は1986年に貨物列車の車掌常務が廃止され、出番がなく
なってしまいました。
でもここ「ふれあい広場」では、大人も子供も思わず乗ってしまう
という人気の施設です。
たまにふれあい広場の動物たちも乗り込んでたりするみたいですよ。
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2014年05月31日
えんちょうさんぽ⑨ 「おかあさんといっしょ」
今年もいろいろな動物の誕生があり、かわいらしい赤ちゃんの姿や世話をする母親の愛情などを見せてくれています。
シロテテナガザルのこどもがブラキエーション(腕わたりによる移動)の練習をするのをお母さんが心配そうに近くで見守っているところです。
サルは出産直後から数週間、母親がおんぶか抱っこをして24時間子育てをします。シロテテナガザルのお母さんも子供を抱っこしながら足を曲げながらブラキエーションをして子供が落下しないよう注意を払っていました。
サルの赤ちゃんはあまり鳴かないといわれています。それは人間のように泣いて要求しなくても常に母親が面倒をみるからと考えられています。
今、フラミンゴ池はベビーラッシュです。この写真は卵から孵って1~2週のひなですが、もうお母さんのまねをして、1本足で立つ練習をしています。
なぜ、フラミンゴは1本足でたつのか
鳥類は哺乳類より高い体温(42度)です。羽根など保温機能のない足から熱の放出を少しでも減らすため1本足で立つといわれています。
これは他の水どりでも見られます。また、足元のつけ根にワンダーネットという動脈と静脈の熱交換機能があり、末端に行く血液(動脈血)からの熱の放出を抑えています。
シマウマの赤ちゃんが5月15日(木曜)に誕生しました。この写真はその翌日に撮影したものです。
草食動物は出産の際、外敵に襲われる危険性が高いため、生まれて30分ほどで立ち上がり、歩けるようになります。
この日は昨日生まれたと思えないほどしっかりした足取りで、お母さんにずっとくっついていました。
お母さんも3子目で慣れたものと思いますが、まだ、周りを警戒し、この日はお父さんも近くに寄せ付けないようにしていました。
最近は仲良く3頭並んで草を食べています。
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