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2014年07月18日
えんちょうさんぽ⑮ 「ジャイアントパンダの保護」
ジャイアントパンダは中国四川省の山岳地域で約1,600頭が生息し、中国の保護センターや世界の動物園で約350頭が飼育され、中国や世界でその保護活動が活発に行われています。
昨年11月、世界のパンダに携わる研究者の国際会議が中国の成都で行われました。
総勢200人余りが一堂に会した会議です。パンダの生態、繁殖、野生環境、様々な観点から動物園、保護センター、大学などから発表がありました。
会議はパンダ一色です。
発表終了を知らせる表示や参加記念品です。
成都の街もパンダです。
成都にある保護センターではパンダの飼育・繁殖を行うとともに世界で繁殖に成功した個体を展示し、公開しています。
生まれて数か月の赤ちゃんも無造作に展示されて、入園者の人気でした。
ぬいぐるみのようでした。
和歌山アドベンチャーで生まれた「秋浜」が紹介されていました。
スペインで生まれた双子も紹介されていました。
現在、中国の飼育下における繁殖は順調で、毎年10数頭生まれており、今後はいかに野生のパンダを増やしていくかということが課題となっています。
パンダの野生環境を保護することはもちろんですが、飼育されたパンダの野生復帰も中国で取り組まれています。
ジャイアントパンダは絶滅が心配される代表的な動物です。こんな愛らしい動物が地球上からいなくなることはとても悲しいことです。
野生のパンダが保護され、増えていくように今後もその一翼を担っていきたいと考えています。
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2014年07月16日
ヒナせいぞろい(オカンのフラミンゴ通信)
おとなたちがごはんを食べている外側で、ことしのヒナたちが
集合しています。
今日までに12羽孵化しています。
思えば今年最初のヒナは(このブログでもご紹介しましたが)、
4月28日生まれ。
下の写真はその子が生後1週間目に初めて巣からおりてきた
ときの様子です。
ちっちゃくて、ぽわぽわしていて、はかなげで、とってもかわい
らしかったです。
それが今ではこれですから。
なんだかすっかりフラミンゴの形です。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
ヒナは生まれたての頃は脚もくちばしもピンク色で、
白い綿毛を着ています。くちばしの形もまっすぐです。
1か月もたてば、くちばしも脚も黒くなり、グレーの幼羽をまとう
ようになります。
くちばしも大人のように曲がり、いっちょまえに大人の餌も食べる
ようになります。
もちろんフラミンゴミルクはまだもらってますけど。
大人のようなきれいな羽になるには2~3年かかります。
羽の色は大人になっても脚の色はなかなか変わりません。
脚の黒い(矢印)フラミンゴは、まだ若い個体です。
約200羽のフラミンゴがいる王子動物園。
いろんな世代の鳥たちがいます。
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2014年07月12日
えんちょうさんぽ⑭ 「氷のプレゼント」
今日は夏の恒例行事「ホッキョクグマに氷をプレゼント」のイベントです。台風が通過し、真夏の日差しがそそぐ、絶好の氷日和になりました。
午前11時からの開始ですが、15分前にはお客さんが集まっていました。
飼育員たちが重たい氷を落とさないように慎重に運んでいきます。
氷は4種類 「さけ」「ソーセージ」「果物」「牛骨」
氷の中に浮かんでいるように 空気がなく透明になるように
氷屋さんの芸術作品です。
今日はオスのアイスの順番です。
奥の寝室では早く出してくれと動き回っていました。
出てきて最初にアタックしたのは牛骨です。
なかなか融けないことが分かっているのかプールに落とし、流水のほうに運んでいきました。
その間に果物の氷を倒して割ってアタックです。
1~2時間で氷が融けてイベント終了ですが、途中でアイスが飽きてしまうこともあります。
人間もおいしそうな氷を見てか かき氷屋が繁盛していました。
明日もこのイベントが11時からあります。メスのみゆきの登場です。
どんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
ぜひ、お越しください。
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2014年07月08日
セツビのセ No.2 こんなん出ました
コザル舎の続きです。
こんな大きなカニの爪のようなもの(ニブラと言うらしい)を使用して小さくします。西側から東へ壊していきました。
ダンプで西側から搬出です。
搬出中(東側へ進んで行きます)
きれいさっぱりなくなっちゃいました。
建物がなくなるととても広く感じます。
7月8日重機で新築の基礎の掘りが東側から始まりました。
こんなん出ました。
ご存じないかもしれませんが、王子動物園の敷地は関西学院発祥の地なんです。
動物園南西角の神戸文学館は元関学の礼拝堂なんですよ。
コザル舎下から出てきたものは、元関学の神学部寄宿舎の基礎、煉瓦、瓦だと推測されます。
時代を感じますね。
ZIZI 1号
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2014年07月06日
なるととハクの「星に願いを?」
本日、カピバラのなるとさんとハクさんにお出まし願って
七夕イベントを開催しました。
お客様に短冊にお願い事を書いていただき、笹(ほんとは
タケ)につるします。
その笹をカピバラの運動場へ持ち込んで・・・
短冊状に薄く切った大好物(パン、にんじん、ナス、リンゴ
など)を吊るします。
おいしそうに食べてくれたらみんなの願いもかなうかも、なんて
思ったのです。
前回、かしわもちイベントではすべってしまった飼育係、今回は
起死回生の大成功をねらっております。
なにこれ、なにこれ。
くんくんくんくん・・・・・。
おお、これはニンジンではないですか。
なるとさん、チャレンジします。
するっ。
するっ。
「・・・・」
ひらひらしていて食べにくそうです。
一方ハクさんは器用にゲットしました。
「ぱくっ」
なるとさん、上手にとれずにいらついてきたようなので、
残った短冊は地面に置いて食べてもらいました。
成功だったのかどうだったのか・・・
微妙な結果に終わりました。
あーあ。
(オカン)
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2014年07月05日
たなばたを飾ろう
王子動物園内の動物科学資料館で
「たなばたを飾ろう」という催し物を行っています
好きな動物のたんざくを選び、願い事を書いて
竹につるすというイベントです
大阪からお越しの坂井さまご一家です
どんな願い事をかいたのでしょうか?
かなうといいですね
このイベントは明日も行っていますので
皆様もぜひご参加ください
Aちゃん
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2014年07月04日
ドライミスト始めました
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2014年07月03日
じゅーいのしゅーい#9 ボスキの旅立ち
昨年11月26日生まれのクロジャガーの双子、ボスキとミワ。
ツインズファンのみなさまにはちょっと悲しいお知らせでしょうか?
オスのボスキが一足先に王子動物園を旅立つことになりました。
(左:ミワ、右:ボスキ)
ジャガー一家の住まい「円形猛獣舎」はあまり広くないので、
いずれはボスキもミワも巣立っていかねばなりません。
クロジャガツインズの成長ぶりはめざましく、ボスキは生後7か月ですでにこの大きさ。
後ろの母親ローラと比べても遜色ない貫禄でしょう?
「赤ちゃん」とはもう呼べません。
特にボスキは、メスのミワよりがっちり体型…さすがアトスの息子!
このままでは一家の暮らしがずいぶん窮屈になることもあり、ボスキには早めに独り立ちしてもらうことになりました。
行き先の鹿児島市平川動物公園はキリマンジャロのふもと…もとい桜島を望む薩摩半島にあります。
総面積31.4万平方メートルはなんと王子の約4倍!
ミワより甘えん坊なボスキ、送り出すのは少しばかり心配ですが、
広々とした平川の獣舎に早く慣れてくれることを祈りたいと思います。
さびしくなりますが、どうか門出を祝ってやってください。
こんなおちゃめな姿ももうすぐ見納め…。
ちなみに、メスのミワはもうしばらく王子にいますので、母親ローラ&父親アトスともども、また会いに来てくださいね。
(亜種メガネダヌキ)
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2014年07月02日
お宝、発見
インドゾウ「モモ」
2004年3月2日生2005年4月25日没
が残してくれた下あごの骨です。
1個の臼歯の後ろに、次の臼歯が埋まっています。
ふつう新しい歯が下から出てきて、古い歯は抜けますが、
ゾウの歯の交代は後から前へ出てきます。
このお宝で実感できました。
動物科学資料館の展示室へ行けば、発見できます。
(なんの専門)
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2014年07月01日
えんちょうさんぽ⑬ 「ジャイアントパンダの魅力」
現在、ジャイアントパンダは中国(台湾、香港、マカオを含む)を除いて、12か国17園の動物園で飼育されています。日本は3園で、そのうちの1園が王子動物園です。
パンダの存在が中国外に知られたのが1869年、現在のように世界中の人々から愛される動物になるまで100年もかかっていないとされています。王子動物園で行った「好きな動物は」というアンケートでは、50パーセントを占める断トツに人気No1の動物です。なぜ、人気があるのか、その魅力を考えてみたいと思います。
① 目の周りの黒の模様が大きいたれ目に見える。
実際のパンダの目は小さく、鋭い
② 大人になっても赤ちゃん体形
人間が赤ちゃんをかわいいと思えるのは、その体形が大きく影響しているといわれています。
パンダは生まれた時も大人になっても三頭身
③ 目と鼻の位置が顔の下方
パンダは肉食獣でありながら竹を食べるためにあごの筋肉が発達して、大きな顔やあごになったとされています。
かっこいい系の代表であるヒョウの顔と比べるとよくわかります。
④ 体全体が丸い
いわゆる幼児体型で、癒しを感じさせてくれます。
⑤ しぐさがかわいい
よちよち歩く姿やタイヤにおやじすわりをして竹をほうばる姿など見てるだけでほんわかします。
パンダはまだ、わかっていないこともたくさんあります。今後も調査、研究の中で新たな発見もあるかもしれません。
皆さんもぜひ、王子動物園に魅力いっぱいのジャイアントパンダに会いに来てください。
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