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2014年10月07日
資料館だより No.1
これから「資料館だより」シリーズを始めま~す!
園内にある動物科学資料館で行うイベントや新着図書など、いろいろな情報をお知らせしていきますので、みなさんチェックしてくださいね(♯^.^♯)♪
Norigoriちゃん
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2014年10月04日
あかちゃんシリーズ8 ピノの成長記録
セキセイインコのピノはすっかり大人と同じ大きさに成長しましたので、今までのピノの成長の記録をお届けします。
8月20日(孵化3日目)体重2.6g
セキセイインコ舎の地面に落ちていて、頭に大きな内出血があり、身体も冷たく、ほとんど動かない状態でした。
すぐに加温し人工育雛がはじまりました。あまりに小さいので、手持ちの老眼鏡では口や鼻もよく見えないのでピノ専用に度数の高い老眼鏡を買いました。幸い担当者は若かったので、鼻は詰まってないか、餌で体が汚れていないか聞きながら世話をしました。
8月21日(孵化4日目)体重2.188g
暖めると元気に鳴きはじめたので、インコ用のミルクを飲ませました。
8月24日(孵化7日目)体重3.181g
ミルクをいっぱい飲むと、そのうと言う餌をためるところがパンパンに膨れてミルクが透き通って見えるようになります。
8月30日(孵化13日目)体重5.55g
目が開いて少し歩けるようになりました。
9月7日(孵化21日目)体重10.15g
産毛のような羽が生えはじめました。
9月11日(孵化25日目)体重13.702g
翼に黒い羽が生えはじめました。
9月14日(孵化28日目)体重16.223g
ちゃんと指に止まることができるようになりました。
9月17日(孵化31日目)体重18.715g
全身に羽が生えてきました。お腹がすくと『ミルクちょうだい~』って指を噛みながらけたたましく鳴きます。
9月23日(孵化37日目)体重21.765g
水色の羽が生えてきました。頭の羽が立ってて可愛いです。
9月26日(孵化40日目)体重26.140g
親と変わらないぐらいに立派な羽が生えてきました。
ピノを育てるためにこれだけの道具を用意しました。体重とか飼育温度とかデータもいっぱい集めました。今後、ピノのような小さな鳥を育てる時の貴重な資料となります。
10月3日(孵化後47日目)体重29.625g
飛べるようになりました。
今年はたくさんの鳥たちが繁殖して、スタッフは朝から晩まで走り回っていました。
そんな中でもピノはいつも元気でかわいくてホッとさせてくれました。いくら忙しくても鳥のスタッフと飼育方法について議論したり楽しい時間でした。スタッフには、よく頑張って、たくさんの鳥たちの親代わりをしてくれて感謝しています。
他の鳥たちの記録もいつかブログで報告しなければと思っています。
そーかつ☆
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2014年10月03日
セツビのセ No.10 だれか見てるう~
休園日(水)は、開園日にはできない工事を行っています。
飼育もそうですが、設備もバタバタしています。
10/1はコザル舎の関係で電柱を1本建てました。
油断していていい写真がないのですが・・・
電柱は穴を掘って、その穴に埋めて建てます。
手前の車が建柱車といって穴を掘って、電柱を吊り上げて穴に入れます。
今回は建てるところが石垣の上で、桜の木があるので、電柱を高く吊り上げる必要からクレーンを使用しています。
ドリルのようなものを回転させて穴を掘ります。
ドリルを引き揚げてつばにある土を落としているところです。
既定の深さまで何回か繰り返します。
そんな作業をだれか見てるう~
ピント合わへん!
チンパンジーの育ちゃんでした。
チンパンジーの放飼場には高さ12メートルの櫓(やぐら)があるので、外で何かしているとよく観察しているんです。(櫓に目あり!!)
ZiZi1号
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2014年10月02日
チュンさん長寿おめでとう
9月27日、神戸市動物愛護協会の表彰式が、ここ王子動物園の動物園
ホールで行われました。
今年の表彰動物は3頭。
警察犬のシェパード君、介助犬のラブラドールさん、
そしてわれらがカピバラのチュンさんです。
犬2頭は功労動物。職業犬としてその立派な働きに対して表彰状が
贈られました。
チュンさんは長寿動物。元気で12年間生きていたということへの表彰。
表彰式はチュンさんは都合により欠席。
かわりに飼育係が賞状を受け取りました。
これが賞状と楯(置き物?)です。
コピーと写真はカピバラ舎前に貼っていますが、ほんまもんは資料館で
大切に保管しています。
前回のブログでもご紹介しましたが、カピバラ12歳といえば日本で一番
長寿(多分)のお年です。
チュンさんは昨年の冬、めっきり弱ってしまったので、カピバラ舎から
引越しをしてゾウ舎の一角に設けたお風呂付の湯治場で過ごしました。
下はその時の写真。真面目にお湯につかるチュンさんです。
またもうすぐ秋がすぎ、冬がやってきます。
温泉パワーでことしの冬も乗り切ってほしいとオカンは心から願っています。
(オカン)
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2014年10月01日
えんちょうさんぽ21 「動物園の歴史Ⅲ」
なぜ、動物園に遊園地があるのか
それは、日本で動物園ができた当時の時代背景からわかります。王子動物園は1951年にこの地に開園しましたが、その時から遊園地はありました。
当時の園内マップです。
敷地も現在よりかなり小さく、遊園地も汽車や飛行塔くらいでした。
テレビが一般家庭に普及する前で、娯楽が少ない時代、動物園は屋外の娯楽の代表でした。
必然的に小さな子供が喜ぶ遊具も全国の動物園で併設されていました。
21世紀に入り、阪神間にあった遊園地は2003年に阪神パーク、宝塚ファミリーランドが、2008年にポートピアランドが閉園し、百貨店の屋上にあった乗り物も次々になくなり、昭和の遊園地は激減していきました。
今も、残ってがんばっている王子動物園の遊園地 「このレトロ感覚がなつかしい」「小さい子供にちょうど良い」などの声も聞きます。
遊具を紹介ましょう。 一番のおすすめは観覧車です。
港神戸の景色や六甲山が一望です。隣の王子競技場の試合もよく見えます。
観覧車から見る園内の桜は絶景です。
かつての遊園地といえば、ティカップ
回しすぎてよく気分が悪くなりました。
パラソルもついて、かわいいパンダやサルの絵のカップになっています。
定番の観覧車、お母さんと子どもさんの2ショットが似合います。
絶叫系はドラゴンコースター 宙返りはしませんが、小さい半径で回転しますので、案外スリルがあります。
デパートの屋上でよく見かけた飛行塔です。神戸の街並みもよく見えます。
カガミのお家です。入ってみると不思議な感覚になります。お客さんが時々かがみにぶつかるそうです。気を付けて
秋空が広がる絶好の行楽シーズンが始まります。動物に癒され、遊園地で楽しむ 家族の時間をぜひ、王子動物園に来て、味わってください。
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2014年09月25日
あかちゃんシリーズ7 セキセイインコのピノが綺麗に
セキセイインコのピノの羽に、待ちに待った色が出てきました。
インコ舎のセキセイインコたちは、ほとんどがグリーンなので、ピノも、きっとグリーンだろうと思っていましたが
綺麗な水色の羽が生えてきました。
手に乗るのが大好きです
うんま~
インコ用のミルクが大好きです
ご飯をくれるお姉さんも大好きです
言葉を覚えるかもしれないのでピノの前では上品な言葉使いを心がけています
そーかつ☆
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2014年09月21日
セツビのセ No.9 レールの話
工事順調です。
コザルは型枠工事進んでいます。
ゾウ舎キーパー通路の屋根はできました。
ゾウ舎の工事状況を確認していましたら、檻のレールに文字があることに初めて気が付きました。
諏訪子とマックの仕切りのレールで、奥から4本目です。 今まで知りませんでした。
調べたところ、 左から レールの規格、製造メーカー(社紋)、製造年、製造月(縦棒の本数が月)、製鋼法の略号らしいです。
この場合、 1m当たり30Kgのレール(80に見えますが30と思われます)、日本製鉄製、1940年(昭和15年)12月製造、平炉(OH:Open Hearth)を用いて製鋼した材料を使用されたもののようです。
レールは33本あって、判別できないものも含めて7本に文字がありました。
レールは奥が深い!!
ZiZi1号
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2014年09月21日
お宝、発見 シルバーバックの「のどぶくろ」
ニシローランドゴリラのヤマト君、推定37歳。
おとなのオスの特徴である銀色の背中、
みごとなシルバーバックです。
視線を合わせないようにしていたのに、
ドラミングのスイッチが入りました。
アレ、これまで思い込んでいたイメージと違う。
手はグーでなく、指先で胸をたたいている感じ。
音はドンドンというよりは、ポコ、ポコ、ポコ ・ ・ ・ 。
しかも、なぜか、軽やかに響きわたります。
“THE NATURAL HISTORY OF THE GORILLA”
という洋書の中に謎を解くお宝を発見しました。
それは「the laryngeal sacs のどぶくろ」です。
「のどぶくろ」はのどにある空気でふくらむ袋です。
ヒトではへこんみだけ残っていますが、チンパンジー、
オランウータン、フクロテナガザルなどにあります。
ゴリラのシルバーバックの場合、とても大きなX字形。
のどの前面から上部へは、左右に分かれて、
後方へ首に広がっている。
下部へは、最も大きく、左右に分かれ、
胸の筋肉と骨の間を通り、
脇の下まで達しているとのことです。
「のどぶくろ」のふくらむ具合を想像してみました。
太鼓のように響きわたるのも合点がいきます。
ドラミングに運よく出会っても一瞬です。
まばたきせずに、首や胸をよ~く観察してみて下さい。
(なんの専門)
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2014年09月20日
動物ガイド 再開しました
毎月第1・2日曜日と第3・4土曜日の10時から
動物園職員による動物ガイドを開催しています
7月・8月はお休みでしたが、9月より再開しました
今日は園長がご案内します
まずはゾウさんのガイドです
ゾウの糞を実際に触ってもらいます
このあとゾウさんに砂をかけられる
ハプニングがありました
砂をかけられたお客様 ゴメンナサイ
次はアムールトラのヤマちゃんです
いつもは飼育員の格好をしていくと寄ってくるのですが
今日はくいつきが悪くてあまり寄ってきませんでした
最後に動物カードをお土産にお渡しして解散です
ガイドをする職員は毎週変わり、ガイドのコースも
職員によってさまざまですので毎週参加しても飽きることは
ありません。
また、時には日頃入ることのできないところをご案内することも???
それは参加してからのお楽しみ
皆さんのご参加をおまちしております
Aちゃん
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2014年09月19日
じゅーいのしゅーい#16 タンタンたのしいタンじょうび
ジャイアントパンダの旦旦は9月16日に19歳になりました!
先日予告した竹の粉やニンジン、リンゴはどうなったでしょう?
…このとおり、飼育係の力作です!
竹を並べた台の上に、竹の粉たっぷりケーキ。
燦然と立つニンジンダンゴの『19』の文字。
まわりにちりばめた竹の葉と、素敵な飾り切りのリンゴ・ニンジンで
おめでたい感じのデコレーションです。
…さてさて旦旦の反応はいかがでしょうか?
派手めのデコレーションにも、相変わらず警戒心ゼロ。
「何かしら…いつものゴハンと違うわね」
おもむろに、いつもの大好物、リンゴから食べ始めました。
『祝』の字のリンゴをしっかりくわえて、落ち着く定位置へ…。
「リンゴ、おいしーい」
リンゴ完食後は再びケーキ台のところに舞い戻り、
「なにこれ、竹のケーキじゃないの!」
と食いつき、 またタイヤへ…
大事そうに抱えています。そして休まず一気食い。
…おいしかったのね。
竹ケーキ完食後、またもやケーキ台に戻ったものの、
今回はにおいをかぐだけで終了。
「もうそんなにおいしそうなの残ってないわね!」
と言わんばかりに、そのまますぐに台にのぼってゴロン。
「まんぷく~」
ああ、みんなのアイドル旦旦が牛になってしまう~
あとにはむなしく散らばる『19』の文字と美しいニンジン
そして無造作に除けられた、主食のはずの竹…。
でも、これ以上食べなくてよかったんですよね。
実はこのあと、リンゴとケーキを食べすぎた旦旦はちょっと苦しそうにしていました。
心配でしたが、翌日にはこのとおり。
「今朝も竹がおいしいわ!」
…来年は控えめにしようね、旦旦。
(亜種メガネダヌキ)
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