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2014年12月29日
自主トレ頑張ってんで(オカンのフラミンゴ通信)
フラミンゴたちが美しい装いとなってきました。
子育ても一段落し、12月ごろになると次の繁殖期のパートナー探し
が始まります。
ほんの一瞬、ぱっと羽を広げてみたり、首を左右に振ってみたり、
バタバタっと羽を広げて走ってみたりして自分をPRします。
これをディスプレイと申します。
ディスプレイを通じてお互いにいちばんかっこいいと思う相手とペア
になるのです。
もうちょっとしたら一糸乱れず見事なダンスが始まるのですが、今は
まだ自主トレの時期。
本番を間近に控え、思い思いのタイミングで練習しています。
羽広げ練習中。
首ふり練習中。
王子動物園ではヨーロッパフラミンゴとベニイロフラミンゴを飼育
していますが、不思議なことにそれぞれの種ごとにグループに
なってディスプレイをします。
今からすでにゆるーく赤チーム(左:ベニイロフラミンゴ)と白チー
ム(右:ヨーロッパフラミンゴ)にわかれています。
自分がどっちかちゃんとわかってるのが驚きです。
たまに「キミ、間違ってるで」ということもありますが(写真は去年の)。
オカンから見ればどの個体も同じようなフラミンゴなのですが、彼
ら彼女らからすると、そのディスプレイでビビビッとくる相手が見
つかるのでしょうね。
年が明けたらフラミンゴが最も美しく躍動的になります。
お寒い中まことに恐縮ですが、王子動物園に足をお運びいただき、
ぜひこの季節のフラミンゴをご覧いただけたらと思います。
もちろん大理石のベンチに座ってね。
ちなみに「恋するフラミンゴ」もお正月仕様となっております。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
オカン
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2014年12月27日
セツビのセ No.15 年内作業終了で~す!
今年はコザル舎の建替工事から始まって・・・・・・・今もどんどん進んでます。
完成は新年2月末の予定です。お楽しみに!!
類人猿舎との連絡橋は、現在このように。
ご心配なく!足跡はなくなります。
2階観覧通路は天井ができてそれらしくなりました。
放飼場の擬岩、擬木は急ピッチで。
鉄筋で枠組みをして、その上にラス(下地材)を貼って形作ります。
北から見ると、擬木(手前)はこんな感じ。
春になれば、南側の木の葉を借景しちゃいます。
また、年明け1月中旬から、入園ゲート近くの水禽舎改修が始まります。(3月下旬まで)
この改修は北側のテラスを網の中に取り込み、そのテラスから網を通さずに、直接鳥を観察いただけるようにするものです。
取り込む北側のテラス。
そして、チンパンジー舎放飼場の木製櫓(やぐら)の建替え工事も2月中旬から行います。
最後に、本年中は、いろいろ工事でお騒がせいたしまして、失礼いたしました。
来年も工事のため、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご理解いただきますようお願いいたします。
どうもありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
ZiZi1号
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2014年12月26日
セキセイインコのピノの今!
セキセイインコのピノの展示をはじめました。
毎週木曜日から日曜日までと曜日限定です。
インコ舎のオオダルマインコの展示場に小鳥用のケージを入れて
セキセイインコの『すーちゃん』と一緒に展示しています。
作業の都合やピノたちの体調によって展示できない場合もありますので
ご理解お願いいたします。
やっと大人になったピノを見に来てくださいね(^-^)
オオダルマインコの展示場
ピノとすーちゃんは仲良くしてるなって思ったら
突然喧嘩したり、微妙な関係です。
そーかつ☆
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2014年12月25日
じゅーいのしゅーい#24 ミンファ元気です
鯖江からやってきたレッサーパンダのミンファ。
その驚異の身体能力に当園の飼育係もあっけにとられるほど
(2014年4月30日ブログ参照)。
飼育係の自信作「ミンファ返し」も、その後ふつうに乗り越えられて
しまいました…。
このままではまずい…。
ミンファが無断外泊そして行方不明、なんてことになったら(泣)。
そして「ミンファも越えられない仕切り」を作る工事計画、始動です。
とはいえガイアとの交尾が確認され妊娠の可能性があったため、大きな音が出る工事は延期せざるを得ませんでした。
秋になり残念ながら妊娠していなかったと判断。工事が始まりました。
少しずつ進んでいますが、全体の完成はもう少し先になりそうです。
ミンファは現在、不定期に短時間ですがお外に出ています。
なかなか皆さまに姿を見せられず、申し訳ありません。
室内では2室を自由に使っています(ガイアはワンルームです)。
担当者がそばにいるときは通路も我が物顔で闊歩することも…。
工事の状況を見ながら、少しずつお外に出る時間を長くできるかな。
もうちょっと待ってねミンファ!
(亜種メガネダヌキ)
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2014年12月24日
動物園で天体観測をしよう
12月23日の天皇誕生日に
天体観測を行いました
まずは動物園職員による星のお話です
暗くなってきたのでいよいよ出発です
まずは双眼鏡で観察です
こんな大きな望遠鏡で観察します
見えるかな?
Aちゃんは目が悪いので肉眼では見えませんでしたが
望遠鏡でみるとくっきり見えました
写真で紹介できないのが残念です
少し寒かったですが、星がみえて皆さん満足のイベントでした
Aちゃん
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2014年12月23日
動物園クリスマス会 ♪♪♪
12月23日(火曜日)の天皇誕生日に
王子動物園でクリスマス会を行いました
受付でパンダとうさぎがお出迎えです
まず、動物園職員による動物のお話です
お話のあとはみんなで「赤鼻のトナカイ」を歌います
お話のあとはお待ちかねビンゴ大会です
パンダさんが抽選しています
みごとビンゴになったお客さまには
サンタさんからプレゼントです
クリスマス会は大盛況のうちに終了しました
来年もよろしくお願いします
Aちゃん
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2014年12月23日
じゅーいのしゅーい#23 ユキさん、同感です
いつもなら年明けに来るような冷え込みが、今年はえらく早くから
来ちゃいましたね。
毎朝、お布団とのお別れが名残惜しいです…。
そんな気分はチンパンジーのユキさんも同じみたいです。
ユキさんたちチンパンジーは、朝の回診のときはまだ寝室にいます。
床暖房つき寝台の上でゆっくりしながら放飼場への出勤にそなえていて、じゅーいが顔を見せるといつもご挨拶にきてくれます。
「おはよう」
でも、最近は寒いせいか、すぐ来てくれないことも…。
「…」
私が来たのに気づいてるんだけど、見なかったことにしようか…
という感じ。
床暖房から離れたくない感がありありです。
わかる!わかりますユキさん!!
なので、私もその場をそそくさと立ち去りましたが、
その後もう一度通ると
「仕方ないな~」って感じで来てくれました。
ごめんね。でもありがとう。
あんまり朝が寒い日は、チンパンジーやゴリラを放飼場へ出す時間を
担当者が少~し遅らせることもあります。
ゴリラのヤマトなんかは寒いのより「早く外でゴハン食べさせろ~」
って感じみたいですが…。
みなさんも、動物園にお越しの際は、あたたかくしてきてくださいね。
(亜種メガネダヌキ)
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2014年12月22日
どうぞお座りください(オカンのフラミンゴ通信・番外編)
12月になって、フラミンゴたちが次のパートナー探しのためにそわそわし始めました。
色も鮮やかになり、やる気まんまんです。
でも今日はフラミンゴではなく、フラミンゴ池の外に置かれたベンチのお話です。
これ。
この3つのベンチ。
大理石のベンチだって知ってました?
ちゃんとマーブル模様です。
記録によると昭和45年にとある社会奉仕団体様より寄贈を受けました。
当時の価格で約27万円となっています。
昭和45年といえばハガキは5円、大卒初任給は2万円~3万円だったそうです。
ハガキ換算でいくとこのベンチは今なら280万8千円!
1脚93万円6千円です。
王子動物園の中で最も高価な「すわりもの」といえましょう。
園長室にだってこんな高もんの椅子はありません。
このベンチにすわってゴージャス気分でフラミンゴを眺めてくださいね。
冬場はおしりが冷たいですけど。
ではちょっと早いけどメリークリスマス。
写真スポット「恋するフラミンゴ」もクリスマス仕様で皆様をお待ちしております。
オカン
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2014年12月21日
セツビのセ No.14 何やら絵画が....
そおそお、今年もあと僅か。あっという間です。
そしてコザル舎完成まであと2か月少し。
本日は、少し暖かい?寒いのですが、昨日よりましという意味です。
でも雨が。
そんな中、工事進んでいます。
足場、防音パネルがなくなり、外観が見えるようになりました。
南側から
西側から
1階北側。先日、サッシとガラスが入りました。
キーパー通路はこのとおり
2階北側観覧通路。これも先日、サッシとガラスが入りました。
コザル舎北側の類人猿舎から見るとこんな感じ。
白い幕が2か所あります。そこが類人猿舎とコザル舎の
連絡橋になります。
西南から見上げると。
西端の放飼場の壁に何やら絵画が......
これは擬岩工事の下書きです。
これにそって、鉄筋を溶接して膨らませていきます。
事務所へ戻る途中、水禽舎を見ましたら、オシドリが
雨の中、水浴び中。
水を浴びても、この完璧な撥水。
さすが水鳥。
車にもこの撥水性能が欲しいですう。
ZiZi1号
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2014年12月20日
あかちゃんシリーズ9 カメの繁殖
今回はカメの話題です。当園では16種類ものカメを飼育しています。
繁殖の難しいリクガメを中心に人工孵化による繁殖に力を入れてきました。そして、昨年から次々とカメたちが繁殖しはじめました。
王子動物園では、1999年にインドホシガメを日本で初めて繁殖させた経験があります。その技術は後輩たちに受け継がれ、新しい技術も加え、結果が出始めたのです。
2013年には日本の動物園では初めて孵化器を用いてニシキマゲクビガメの人工ふ化、育成に成功しました。
手作りの孵化器(保温電球とサーモスタットと水鉢やミズゴケ、土を入れて温湿度を管理している)
孵化器の内部(卵がいっぱいです)
その後も次々と繁殖が成功しています。現在、繁殖に成功して展示している子ガメは、ニシキマゲクビガメとヒョウモンリクガメ、アカアシガメです。
ニシキマゲクビガメの親
ニシキマゲクビガメの子供
アカアシガメの親
アカアシガメの子供
ヒョウモンリクガメの親
ヒョウモンリクガメの子供
子ガメがたくさんいるので健康管理のために個体識別をするのに甲羅に番号を記入します。
体重測定。健康管理のために一番重要な仕事です。
便で汚れてしまうので、お湯で洗ってあげます。
展示している子ガメの看板。
先日、私が担当者に『たくさんのカメが孵化しておめでとうございます』と話したら、
担当者からは、『どうしてこんなに沢山の孵化に成功したのか、完全にはわかっていません。これがわからなければ成功したと言えないのです』と言われました。
彼らは繁殖に成功しただけでは満足していなかったのです。
凄く嬉しい言葉でした。
これからも試行錯誤しながら、稀少種の繁殖、種の保全に貢献してくれることと思います。
この子ガメは太陽の動物舎の中で展示していますので、ぜひご覧下さい。
そーかつ☆
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