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  • 2024年03月24日

    動物専門員の日常#08“カピバラ~体重測定ができるまで②”

    みなさん、こんにちは。

    カピバラの体重測定の続きの話です。

     

    カピバラ~体重測定ができるまで①~でお知らせした通り、カピバラのチャーシューとメンマの体重測定に挑戦をしています。

    まずは体重計の上にのせるオレンジの上板に慣れてもらうことが大切で、展示場に置いて2頭の様子を観察することにしました。

     

    1か月程過ぎ、だいぶ慣れてきたころから本格的にハズバンダリートレーニングをスタートさせました。

    オレンジの上板への脱感作がクリアできたとはいえ、すんなり台に乗ってくれることはありません。

     

    このときの私にできることと言えば、根気よく待つことと観察をしながら、ハズバンダリートレーニングを日々、重ねていくことです。

    メンマは少し繊細な性格で、乗る際にほんの少しでも板が傾くと驚き、離れていくことが多かったです。

     

    ぐらつかないように板を押さえながら心の中で何万回も「大丈夫、怖くないよ」と言っていたような気がします。

     

    THE・忍耐。

    チャーシュー吻タッチ

     

    恐る恐る踏み出していた一歩が、日々のトレーニングを重ねるごとにはっきりとした一歩に変わっていきます。

    両前肢が乗り、後肢も乗り、台の上で“座る”、台からおりるができるようになるまで小さな進歩がとても楽しみでした。

     

    さて、そんなこんなでやっと、計測することができた2頭の体重は

    チャーシュー49.9kg、メンマ52.0kg(3月時点)

    チャーシュー座れ

     

    2頭を見比べるとチャーシューは頭頂部(いわゆる顔の部分)が大きいので、メンマと比較して体重が重いのではないかと思っていましたが実際は逆でした。

    目方だけでは分からないですね。

     

    ハズバンダリートレーニングは動物園や水族館で野生動物の健康管理のために広まったトレーニング方法です。

    一見すると簡単そうに見えますが、行動分析学などを踏まえながら動物たちが自主的にトレーニングに協力できるように進めていく必要があります。

     

    ここまでなが~~い道のりでしたが、

    これからも定期的に行い、動物たちの健康管理の一環に役立てたいです。

     

    チャーシュー、メンマいつもありがとう。

     

    動物専門員 あお