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最新ニュース

  • 2021年12月01日

    資料館レポ№17 動物科学資料館~みんなに愛され70年~

        現在、王子動物園の北東側に位置する動物科学資料館は1987年3月にオープンしました。建築総床面積2,828㎡、平屋、総工費12億円 展示、図書室、休憩ホールのほか200人以上の収容能力のあるホールを兼ね備えるもので、屋上には六甲山系から神戸港まで見渡せ、ハンター住宅がローケーションにある庭園をもつ日本の動物園でも有数の施設です。

    資料館オープンDSC07826 (2)

    <資料館 オープン式典>    <資料館 現在> 

     

        資料館が建っている場所はかつて旧関西学院中等部の校舎(3階建てレンガ造りのべ3,800㎡)がありました。この建物は立派な建築物でしたが、耐震化の問題があり、再利用ではなく、建て替えることになりました。記念として建物の赤レンガが休憩ホールの北側の壁面に埋め込まれています。

     

    関学校舎227縮小 

    <旧関西学院中等部 全体像>※ハンター住宅が後方に見える 

    関学校舎アップ縮小

    <旧関西学院中等部 部分>

     

      資料館の役割は「教育普及の拠点とはく製や骨格標本の保存と活用」です。 図書室には、動物に関する図書は約1万2千冊、他の動物園の情報誌もそろえています。建物の東部分で少しわかりにくい場所にありますが、ぜひご利用ください。 「楽しく学ぶ」をコンセプトに教育支援事業を初め、様々な催しを行っています。大人も子供も動物を通じて自然環境を学べる場所にしていきたいと思っています。

    DSC07835

     <はく製展示室>

    ※現在の展示「歴史を彩ったはく製になった動物たち」

     

       今回をもって、王子動物園の歴史をふりかえる「愛され続けて70年」のブログは終了します。動物園の再整備が始まり、王子動物園は次の80周年、100周年に向けて進み出しますが、次の愛される歴史になることを望んでいます。

    SHIRYOUKAN

    ※ 写真をクリックすると大きくなります。