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2016年11月03日
セツビのセ No.81 ゾウ舎工事のお知らせ
ゾウ舎を将来的に複数頭分離して飼えるように
運動場を2つに仕切る柵の工事を11月4日から行います。
工事中、マックとズゼはパドックでの展示となります。
工事は2回に分けて行います。今回は1回目の工事です。
2回目は2~3月頃に行います。
プールの縁を斫るため大きな音がしますが、
ご理解いただきますようお願いいたします。
ZiZi1号
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2016年11月02日
はかり続けて20年
いよいよ明日に迫った「動物をはかる集い」。
計量の日にちなんだこのイベントですが、今回で第20回を迎えます。
そもそもインドゾウのズゼが1996年に来園し、1997年から「ズゼをはかる会」として始まったこのイベント。
その後、ケヅメリクガメの「よしはる」が”はかられメンバー”となったのが2007年。
2012年にはよしはるの妻の「キャサリン」も加わり、ズゼが市原ぞうの国に出産のため移動していた2013年には12匹の子ガメたちまで動員して「ケヅメファミリーをはかる会」となりました。
写真は2013年の「はかる会」。
若き日のよしはる(大きい方)とキャサリン(小さい方)。
キャサリン、ちいさっ。
子がめもこんなちびっこでした(210グラム)。
さて、ゾウとリクガメばっかりはかってきたこの20年(途中、2回ほどビルマニシキヘビが登場したこともあります)ですが、今年は新たな動物が登場いたします!
キングペンギンの「ピン」とフラミンゴの「テルちゃん」です!
実はゾウ舎の工事の関係(詳細は後日アップ予定の「セツビのセ」ブログ参照)でズゼを量る体重計を設置することができないので、急遽ピンチヒッターをたてました。
「ピン」は1990年に王子動物園に来園した大ベテラン(何の?)。
フンボルトペンギンたちのまとめ役として活躍中。
「テルちゃん」は今年生まれのベニイロフラミンゴ。
出生時のとある事故により人工哺育となり、飼育係に育てられました。
明日の「はかる集い」では、2羽のくわしいプロフィール紹介や動物の体重測定にまつわる苦労話など動物園スタッフの素敵なトークもありますのでお楽しみに。
もちろん、よしはるとキャサリン、それに大きくなった2匹の子供たちも登場しますよ。
オカン
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2016年11月02日
資料館だよりNo.32 開園65周年特別展「はく製たちとふりかえろう!」間もなく終了
7月16日始まった特別展でしたが、あっという間に最終日(11月6日)が近づいてまいりました。
今回は人気のあった動物のはく製たちに王子の歴史を語ってもらいました。
ここで今一度、展示を紹介しておきたいと思います。
まず入口で迎えてくれたのは王子動物園で初めて生まれたキリンの赤ちゃん
王子の前身、1928年からの諏訪山動物園時代の歴史も紹介。
王子動物園の幕開けはゾウの諏訪子と摩耶子の大暴走で始まった。
オリジナルの絵で当時の様子を再現。
王子動物園の歴史も写真、新聞記事、昔のガイドブックなどで一目瞭然
歴代のゾウさんのよもやまばなしもおもしろいよ
ゴリラのザーク
チンパンンジーの神ちゃん
ホッキョクグマのキタオ(写真コーナー)
アムールトラのサーナ(写真コーナー)、コアラのマックス
海外との交流でやってきた動物たち。
特に中国とはたくさんの動物交流がありました。
2000年にはパンダがやってきて、もりあがりました。
この65年たくさんの動物たちが生まれたり、亡くなったりといろいろなドラマがありました。
名残惜しい特別展ですが、あと少しになってしましました。
まだご覧になってない方、お急ぎください。
Norigoriチャン
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2016年11月01日
えんちょうさんぽ71 動物園を考えるⅡ
全国の動物園の入園者数のランキングを見てみましょう。
動物園の評価は入園者数だけでは測れませんが、たくさんの人に動物園に来て楽しく学んでもらうというコンセプトを達成するためには重要な評価点です。
全国の動物園のH27年度入園者数
順位
動物園名
入園者数(A)[万人]
都市名
人口
(B) [万人]
A/B
×100
1
上野※
397
東京都
921(23区)
43.1
2
東山※
258
名古屋市
230
121.7
3
天王寺※
173
大阪市
270
64.1
4
旭山※
152
旭川市
34
447.1
5
王子※
125
神戸市
154
81.2
6
東武
123
7
ズーラシア※
122
横浜市
373
32.7
8
京都市※
121
京都市
148
81.8
9
アドベン
117
10
野毛山※
110
横浜市
373
29.5
※は公立
平成27年度では王子動物園は全国5位ですが、入園者総数はその周辺の人口規模が大きくかかわっており、公立動物園の場合、その都市の人口規模が年間入園者数の目標値とされてきました。王子動物園の場合は達成率は81%です。
ここにショッキングな数値があります。兵庫県が発表している人口の将来予測です。日本は人口減少期に入っていますが、日本の縮図といわれる兵庫県では2010年の559万人から2040年には467万になると推測されています。減少率は16.5%ですが、さらに驚くのは15歳以下の年少者の人口が76万1千人から47万2千人に約4割減少するという予測です。子供が来園者の中心である動物園では大きな課題です。王子動物園も約4割をこの層が占めています。
アンケート結果から見ると王子動物園の来園者リピーターが多く、その割合は7割以上で、4人に1人は10回以上来園したと答えています。将来の人口減少、子供の激減を考えれば、さらに、大人の人に何度も来てもらえる動物園になっていく必要があると思っています。
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