コアラのエサはユーカリです。

 

 

主食が、という意味ではなく、正真正銘「ユーカリだけ」です。

栄養補助のためにミルクのようなサプリを与えることはありますが、他の枝葉を食べたりすることはありません。

 

なのでユーカリの確保はコアラにとって死活問題。

 

体重測定や健康診断に加え、飼育係とともにユーカリのチェックをするのも獣医の仕事です。

 

 

ところがこの1月、主なユーカリ圃場のひとつがある鹿児島に、とんでもない寒波と大雪が！

ユーカリは寒さに弱く（だからこそ鹿児島や岡山など、温暖な地域に栽培をお願いしているのです）、すっかり新芽が傷んでしまいました。

 

 

 

食べるものがなくてはコアラたちが飢えてしまう…と心配しましたが、なんとか新芽以外のところを食べてくれているみたい。よかった…。

 

生息地のオーストラリアでも、ユーカリ林が火事で失われ、コアラたちが住まいとエサを一度に失くしてしまうこともあるそうです。

 

のんびりしているようだけど、けっこうぎりぎりのところで生きているヤツらなんですね。

 

さあ、今日はしっかり食べてくれているかな？

 

（そしてしっかり良いウンチが出ているかな？）

亜種メガネダヌキ

王子動物園の入園ゲートにあるモニター。

 

 

なにか映っていますよ。

 

 

 

ほら。

 

 

ほらほら。

 

 

じゃーん。

知る人ぞ知る、王子動物園テーマソング「ずーっといっしょ」（歌：ワタナベフラワー）がついに、やっと一般大公開されます。

NHK「みんなのうた」でも楽曲が放送されるなど、全国区にも知られている神戸出身のワクワクロックンロールバンド「ワタナベフラワー」さんが提供してくださった名曲です！

 

動物の名前がいっぱい盛り込まれた楽しい歌詞にあわせ、モニターにもいろいろな動物が登場します。

 

 

 

 

ついついつられて踊ってしまうくらい、ノリのいい曲です。

3月1日より開園時間前の約8分間、放映しますので、何種類の動物がでてくるか数えてみてね。

 

オカン

3月21日は王子動物園の開園記念日。

この日に講演会「飼育係のうらばなし」を開催いたします。

また、今年は開園65周年の節目の年です。

そこで、今回は30年の飼育キャリアを持つ総括班長が、動物園の歴史と今まで担当してきた動物の体験談を語ります。

 

 

では、講演に先がけ、当日使用する写真の一部をちょっとだけ紹介しちゃいます。

 

昭和30年代　ゾウ舎前

このように古い貴重な写真もお見せします。

 

総括班長はキリン、コアラ、Gパンダなど貴重な動物の飼育担当にあたり、動物の繁殖に貢献をしました。

 

昔はマサイキリンは仔だくさんの大家族だった

 

初めての生まれたコアラの仔

 

若いころのタンタンと兼光総括班長（講演者）

 

写真を見ながら貴重なうらばなしをきくことができますよ。

当日はなんと無料開園日です。

みなさんのご参加をお待ちしております。

申し込み方法など詳しくはホームページをご覧ください。

 

それから、事前申し込みにより参加していただいた方には、下記の開園65周年記念オリジナル缶バッジをさしあげます。

おたのしみに！

 

 

　　　　　　　オリジナル缶バッジ

 

ただ今資料館では缶バッジを製作中！

スタッフはけっこう楽しんで作業しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

Norigoriチャン

　子供の時、よく砂場でトンネルを掘って遊びました。ホッキョクグマのミユキも上手に雪山でトンネルを掘っていました。

 

 

 

　週末の土日に雪山におやつを隠して探させています。時間がたってもまだ残ってないかよく掘り返しているので、ついに貫通したのでしょう。

 

 

よくがんばりました。

 

ふれあい広場はこどもたちに人気のエリア。

いろいろな鳥やかわいい動物が放し飼いにされています。

 

 

 

 

 

かわいいだけではありません。

 

 

足元を縦横無尽にかけまわるホロホロチョウ軍団がいたり、

 

 

 

ラマが唾をひっかけようとねらっていたり、

 

 

 

獣医を見ると突撃姿勢を取るガチョウがいたり、

 

 

いずれ劣らぬ個性派ぞろい。

 

 

人気なのは１日３回行われる「ふれあいタイム」。

ウサギとモルモットをさわることができます。

 

こちらはふれあいタイムに参加してくださったおともだち。

 

 

ゴールデンウィークなどのハイシーズンには長い行列ができ、

お待ちいただく時間も長くなってしまいます。

 

ゆっくりさわりたい方は大雨の平日が狙い目です。

 

 

王子動物園に来られた際はぜ立ち寄りください。

かわいい動物たちがお待ちしています。

 

オカン

 

 

 

 

昨日は日頃動物園を支援していただいている

サポーターの方をお招きするサポーターズデイ

というイベントを行いました

 

  

 

 

園長の挨拶から始まります

 

 

 

 

サポーター制度の設立から１０年となったのを

記念して、当初より継続していただいている

企業サポーターの方を表彰しました

 

 

 

 

動物園職員による王子動物園のこの１年を解説します

 

 

 

 

アシカをプール側から見学します

 アシカを間近で見ることができます

 

 

 

 

次はプールの上に行って手袋をはめて

 

 

 

 

アシカにアジの餌やり体験です

 

 

 

 

次はどこでしょう　足を消毒して、

 

 

 

 

ホッキョクグマの寝室に入ります

 

 

 

 

ホッキョクグマの運動場にも入れます

 

 

 

 

最後は調理場でエサの説明です

 

 

 

 

動物はこんなエサを食べています

 

 

 

 

ミルワームに触ったお客様もいます

 

 

 

 

最後は動物園ホールに戻って副園長の挨拶で終了です

 

サポーターズデイは必ず参加できるイベントではありませんが、

かなりの高確率で貴重な体験ができるイベントです

 

皆様から支援いただいたご寄附は動物のエサ代や獣舎の整備費

として使わせていただきます

サポーターの詳しい説明は当園のホームページをご覧ください

一人でも多くの方のご支援をお願いいたします

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ａちゃん

 

 

 

 

 

 

 

  

昨日はKobe Voyageというイベントを行いました

神戸に泊まって観光地を巡るイベントです

あいにくの雨でしたので、講義室からスタートです

 

 

 

 

まずはジャイアントパンダの説明です

 

 

 

 

次に収蔵庫で剥製を見学します

 

 

 

 

動物科学資料館でゾウの骨格を勉強します

 

 

 

 

そのあと実際にゾウのトレーニングを見学します

今日は雨だったのでキーパー通路からの鑑賞です

 

 

 

 

ズゼさんがいろんなポーズで楽しませてくれました

 

 

 

 

講義室に戻ってビデオ鑑賞で終了です

あいにくの雨でしたが、一般のお客さんが少なかったので

ゆっくりガイドができ、みなさんに楽しんでいただけました

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ａちゃん

 

 

 

以前、ブログでフラミンゴの「パンチ」を紹介したとき、最後に少し「うめちゃん」を紹介をしました。

今回は「うめちゃん」のその後についてお話します。

 

うめちゃんは昨年７月に孵化して、順調に育っていましたが、孵化後１ヵ月目頃から目立って足が開き始め、元気もなくなってきました。

 

うめちゃんもパンチと同じペローシスという病気でした。

まだ初期だったので、パンチのときの装具は装着せずにカルシウムと多種のビタミン、特にビタミンB1の注射を毎日おこないました。

 

その結果、１ヵ月ぐらいで、ほとんど足がまっすぐになりました。

今は、リハビリとして、雨や寒い日以外は日光浴を兼ねて園内を散歩しています。

 

 

 

 

最近のうめちゃんの散歩風景

 

他の動物が怖がったり興奮するといけないので、

動物のいないところを散歩しています。

 

お客様の記念撮影に飛び入り参加

 

アンパンマンは少し怖かった

 

レストランのメニューが気になる

 

一緒にお散歩

左がうめちゃん、右がパンチ

 

 

スタッフにくっついて甘えん坊のうめちゃん

複雑な三角関係

焼きもちをやいて怒るパンチ

 

「パンチ」や「うめちゃん」の体調をみながら散歩させていますのでなかなか出会えないかもしれませんが

もし、出会ったら声をかけてくださいね

 

そーかつ☆

 

 

 

 

２００６年まで王子にいたグレビーシマウマです。

シマウマは、なぜ、くっきり黒白の横じま模様なのか？

お宝ばなしがザクザク出てきました。

 

論争が始まる時は幕末維新の１８６７年、場所はイギリス。

進化論を共に唱えたダーウィンとウォレスのやりとり。

背高の草むらで肉食獣をだます模様に進化をとげたとウォレス。

シマウマは低い草の開けたサバンナを好むとダーウィン。

 

 

 

改修前の柵、シマウマの前の縦棒は横棒ほど目立ちません。

模様のなぞ解きは見え方に関係するのでしょうか？

つづく　・　・　・　・

 

 

（なんの専門）

 

 

こんな写真を発見しました。

アジアゾウのマックがまだふるさとのスイスにいた頃、

母ゾウといっしょにいるところの写真です。

 

 

 

「お母さんとおんなじポーズができるよ」と得意そう。

ちっちゃな牙が生えています。

 

 

当時のマックの名前は「ボーイ」と言いました。

マックは日本にきてからつけた名前です。

お父さんはMaxi（マキシ）、お母さんはClaudy(クラウディ)といいます。

 

 

マックにもこんな少年時代があったなんて、ちょっと和んでしまいます。

 

市原ぞうの国にいる息子の結希と似ていると思いませんか？

特におでこの剛毛が･･･。

 

オカン