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2015年11月28日
フラミンゴのパンチ ~その後~
以前ブログで、足が開いて起立困難になり、治療を続けてきた
フラミンゴのパンチを紹介しました。
パンチは昨年の8月に親から取り上げて、ゴムやスポンジによる足の
矯正を試みてきましたが、改善されませんでした。
このままでは、歩けなくなってしまうので、人用の装具を作製している
川村義肢株式会社に相談をもちかけ、パンチの足の装具を作製して
もらうことになりました。
10月からは、ずっとその装具を付けたまま生活してきました。
少しずつですが、確実に足がまっすぐ伸び始め、今年の7月4日、
約1年間かかりましたが、やっと装具を外す日がきました。
ついに装具なしで走り回ることができるようになったのです。
そんなパンチの一年を写真で振り返ってみようと思います。
2014年8月21日 開脚により起立困難となる
治療のため親から取り上げて人工育雛に切り替える
自分で餌を食べられないため強制給餌を行う
9月7日さらに足が曲り、踵の関節がクロスしてしまう
スポンジと髪止めで矯正を行うが現状維持が精一杯
川村義肢株式会社に製作していただいた装具で、楽に歩行できるようになる
まがってた足も、少しずつ伸び始めました。
2015年1月下旬に、今度は足の指を骨折してしまいました。
レントゲン写真
それからは、足の裏にスポンジを貼りつけて、骨折部位を固定し、治療を続けてきました。
時間がかかりましたが、5月7日には、足裏のスポンジも取ることが出来ました。
それからは、成長も早く、ベニイロの羽も生え始めました。
脚も完全と言っていいほどまっすぐになってきました。
2015年7月4日 ついに装具を外す日がきました。
装具に頼ることなく歩けるのか、また脚が開いてしまわないか
心配でした。
装具をはずした直後は、ふらふらしたり、
脚が震えたりしていましたが、
その日の夕方には、脚の震えもおさまり、
スムーズに歩けるようになりました。
今まではプールのない隔離室での生活でしたが、
この日からプールのある部屋に移動しました。
そこには、パンチと同じように足の悪いオシドリのたーちゃんと、
カモのケイちゃんがいます。
パンチは、たーちゃんとケイちゃん用の餌を食べてしまったり
好き勝手していますが、特に大きな喧嘩もなく現在も同居しています。
日光浴と運動を兼ねて1日15分くらい園内を散歩させています。
外に出るのが大好きで、羽ばたいて走りまわります。
いずれはパンチを群れに戻したいので、
フラミンゴ舎まで散歩に連れて行き柵越しに
お見合いをさせています。
スタッフと一緒にフラミンゴを見るパンチ
最初はパンチも嫌がったり群れも逃げたりしていましたが、今はお互い慣れてきたのか落ち着いています。
パンチの治療にあたり、川村義肢株式会社の皆様にも、
当園の獣医にも、何人もの若い飼育スタッフにも、
なによりも応援していただいた入園者の皆様に感謝いたします。
ありがとうございました!(^^)!
これで、ホッと一息と思いきや
今年も脚の悪いフラミンゴの赤ちゃんが・・・
ウメちゃんといいます。応援してくださいね
そーかつ☆
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