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最新ニュース

  • 2015年01月29日

    じゅーいのしゅーい#28 さよならよっちゃん

    エゾヒグマのよっちゃんが1月20日に亡くなりました。

    死因は現在調査中です。

     

     DSC_0118よっちゃん2

     

    王子動物園で1999年に生まれたよっちゃん。

    人工哺育だったから、とっても人なつっこくて、飼育係もお客さんも大好きだったよね。

    父親より大きいくらい立派な体になっても、まだ担当者に甘えたりして。

    新しい獣舎ではよくガラス越しにお外を見ていたよね。

     

    アレルギーの疑いのある皮膚炎で長く治療は続けていたけれど、元気で、ゴハンもしっかり食べていたよっちゃん。

    急な経過で亡くなってしまい、本当に残念です。

     

    まだ実感できません。

    でも、もう、いないんだよね。

     

    さよなら、よっちゃん。

     

    よっちゃんの教えてくれたいろんなことを、次につなげていけますように。

    (亜種メガネダヌキ)

  • 2015年01月27日

    じゅーいのしゅーい#27 ミンファとガイアの春間近

     やる気のフラミンゴたちに負けていられません。

    レッサーパンダの繁殖シーズンも近づいてきました。

      

    様子をみながら、広い方の放飼場でオスのガイアとの同居を始めています。

    (こっちの放飼場なら、お外へ脱出の可能性も低いはず)

      

    まだお互い、それほど盛り上がっていません。

     DSC05822ふたりで竹を 

    お互いにもくもくと竹を食べるミンファとガイア。

      

    今年はうまくいってくれるかな…。

      

    レッサーパンダは見た目ではなかなか妊娠したかどうかわかりませんが、体重の微妙な変化が判定の目安になると言われています。

     DSC05582体重計なんて平気

    ミンファも体重計にすっかり慣れて、定期的に測れるようになりました(リンゴがあれば)。

      

    期待してます!

    (亜種メガネダヌキ)

  • 2015年01月26日

    資料館だより №5 干支展「羊・ヒツジ・未」より(2)

    ヒツジってすごい動物です。

    なぜって、ヒツジの体はほとんどの部分を利用することができるのです。

     S羊の利用

     

    このようにヒツジさんには知らず知らずのうちに、日ごろからとても

    お世話になっているのです。

    ヒツジさんに感謝です。

     

    さて、この中で私たちに最も身近なものは、毛の利用です。

    毛糸のセーターや帽子は冬にはありがたーいものですね。

     

    さて、王子動物園にいるのはコリデールという品種なのですが、

    毛刈りをすると、どのくらいの毛が採れるでしょうか。

     

    DSC_0224

    約4㎏でした。 毛刈りしたばかりの一頭分の原毛 

     

     

    さてこの原毛が毛糸になるまでを見てみましょう。

     

    DSC_0227

    まず、ごみをとり、洗います。

      

    DSC_0229

    そのままでもいいですが、好きな色に染めます。

      

     DSC_0233                    

    ハンドカード(左)やドラムカード(右)を使ってときほぐすと 

     

    DSC_0230 

    ふわふわになります。

     

    DSC_0232

    紡ぎコマや紡毛機を使って糸を紡ぎぐと

     

     DSC_0231           

    毛糸の出来上がり

      

     

    原毛からこんなにいろいろなものができました (協力:六甲山牧場)

     

    DSC_0235

     

    DSC_0234

     

    DSC_0238

     

    DSC_0237

     

     

    近々、羊毛を使ったイベントを資料館で開催する予定です。

    詳細は後日ホームページに掲載しますのでお楽しみに♪ 

      

    Norigorichan

  • 2015年01月25日

    消防訓練

     

     消防訓練top

     

    1月25日(日曜日)

    灘消防署青谷橋出張所の協力で

    自衛消防訓練を行いました

     

     初期消火

     

    動物園職員による初期消火です

     

     避難誘導1

     

    動物園職員による避難誘導です

     

     避難誘導2

     

    お客様が避難されています

     

     消防署救助

     

    重症のかたは消防署職員が救助します

     

     放水準備

     

    いよいよ消火準備です

     

     放水1

     

    放水開始

     

     放水2

     

    こんなに高くまであがります

     

     記念撮影1

     

    訓練のあとは消防車をバックに記念撮影です

    京都からお越しの松村さまです

     

     記念撮影2

     

    ナント運転席にも座らせてもらいました

     

    緊張感をもった訓練のあと来園者の皆様との

    記念撮影で無事終了しました

     

                                Aちゃん

  • 2015年01月24日

    セツビのセ No.18 食べごろですか?

    工事で水禽舎へ行くときに、地面に

    鳥の糞と木の実がたくさん落ちているのに気づきました。

     

    IMG_1808

     

    あれれと思い見上げると.......

    たわわに実ったクロガネモチの実。

    鮮やかでおいしそう。

     

    IMG_1813

     

    木の上の方に鳥がたくさん集まって大変。

    ヒヨドリとムクドリが競争で食べていました。

    きっと食べごろなんでしょう。

    これはヒヨドリ

     

    IMG_1811

     

    近くの高い木の上にムクドリがたくさん待機していました。

    すぐになくなりそうです。

     

    IMG_1837

     

    フラミンゴの話題がブログで続きますが、

    色の鮮やかさでいうと、フラミンゴが見ごろですね。

    ほら

     

    IMG_1816

     

    ほらほら

     

    IMG_1865

     

    西日のあたるころが、鮮やかさ最高!

    私のお勧めです。

     

    セツビの話は、また後日にいたしましょう!

     

    ZiZi1号

     

  • 2015年01月23日

    冬は恋の季節

    ぐっと冷え込む冬のさなか、フラミンゴたちの恋の季節は始まります。

    1年のうちで最も赤く色が鮮やかになります。

    バレンタインデイに向けて、ディスプレイ(愛の告白の行動)も盛んになり、ペアが決まっていきます。

    この季節に、2羽のフラミンゴが嘴を寄せ合って、ハートの形になることがあります。        

    見られた、あなたは幸運です!

    恋が叶うかもしれません :-o

     

      細長いハート

     

    ダブルのハート

     

    赤と白のハート

     

    綺麗なハート

     ※残念ながらハートの形になるのはディスプレーではありません

    そーかつ☆

  • 2015年01月22日

    お宝、発見 【ジャイアントパンダの汗】

     雪パンダ

     

    ジャイアントパンダは、寒冷地に適応しています。

    雪の日、たいへん気持ち良さそうにしていました。

     

     

     徘徊中IMG_6614

     

    気温25℃以上の暑いのは苦手です。

    春でも繁殖のため動き過ぎると、

    犬のように口を開けて息が荒くなります。

     

     

     臥龍

     

    中国臥龍の長老飼育員との思い出話です。

    「パンダが汗を出すところ、わかるか?」ときかれ

    「足の裏ですよね。」と答えたところ、

    「鼻先に汗をかくヨ。」と教えてくれたお宝。

     

     

     トレーニング2IMG_6453

     

    水気で光っていますが、汗?

    鼻水のように見えますが。

     

     

     足の裏

     

    1986年に中国で発行された「大熊猫解剖」に

    局所分泌型汗腺只分布在蹠墊皮中

    汗のでる腺は足裏の皮膚だけにある

    と書いてありました。

     

     

     鼻水気

     

    ある夏の朝、外気浴中の旦旦です。

    鼻先には汗かな?鼻水かな?

     

     

     (なんの専門)

  • 2015年01月19日

    じゅーいのしゅーい#26 ウルルもがんばりました

    ついに!

    コアラ誕生のニュースをみなさまにお知らせする日が来ました。

     

    しかもモミジ&ウメ、ダブルです!

     

    今回は出産がわかってからもとにかく、あせらず・はしゃがず・準備を怠らず…平常心を心がけ、「モミジ、ウメ、がんばれ!」の声援も心の中だけにぐっとしまっておきました。

    …ようやくこの日を迎えて、本当に嬉しいです。

       DSC_2617 

    (モミジの赤ちゃん)

     

    そして、なんといってもウルル。

    君もがんばったよね!

     H25.12.14_ウルル

    (2頭の赤ちゃんの父親、ウルル)

     

    はるばる鹿児島(平川動物公園)から来てくれてありがとう。

    王子動物園に到着した日、輸送箱から出てきた姿を見て、

    「写真よりオトコマエ!」「体格がっちり!」と思ったのは

    きっと間違っていなかったんだなあ。

     DSC_3749DSC_3771

    (来園当日のウルル。やや緊張ぎみ?)

     

    コアラは相性が悪いとなかなか交尾に至らないこともある中、2頭のメスをほぼ同時に妊娠させることができたのは快挙と言うしかありません。

    さすが九州男児(?)。

     

    …ハイテンション気味の報告になってしまいましたが、まだまだ

    2頭の成長はこれからです。

     

    みなさま、どうぞ二組の母子&父親をそっと見守ってあげてくださいね。

    (亜種メガネダヌキ)

     

  • 2015年01月17日

    えんちょうさんぽ28 震災と動物園

    今日で阪神淡路大震災から20年がたちました。

     

     図9

     

    都市直下型の大きな地震で、未曽有の被害が発生しました。王子動物園も被災地にありますが、幸いにも獣舎などには大きな被害はありませんでした。

     

     

    図3

     

     

    図2

    水禽舎・フラミンゴ池のプールに亀裂が入り、水が抜けたり、動物科学資料館の剥製の破損などの被害がありました。

     

     

    動物ではホッキョクグマがけがをしていました。以下は飼育員の日誌からです。

     

    「動物園に到着し北極熊舎へ行ったが、北極熊が血で赤く染まっていた。地震に驚き右往左往したため、寝室内の金具で足を傷つけてしまっていた。血を洗おうとしたが水道の蛇口から水がでなかった。プールの水をバケツで汲み床を洗おうとしたが、うまく流れなかった。」

     

     

    カバが地震で驚いてプールから出てこなかったり、上空を飛ぶヘリコプターにフラミンゴが驚きパニックになったり、カピバラなど食欲が落ちたりした動物もいました。

     

    図5

    震災後の復旧期は動物園内は応援に来ていた自営隊の駐屯基地になっていました。

     

    動物は無事でしたが、冬場にライフラインが使えないことは難題で、特に爬虫類などの暖房は石油ストーブなどかき集めて、窒息死などに注意しながら急場をしのぎました。

     

     図7

     動物のエサの調達も交通網が寸断されていることが障害でした。近隣の動物園からは動物のエサが届けられました。

     

     

    図6

    震災以降閉園していた動物園は3月23日、65日ぶりに再園されました。

     

    図1

    ウルトラマンも駆けつけて子どもたちを激励

     

     

    20年目の今日、午前7時頃、アジアゾウの獣舎に行ってみました。

     

    DSC01495

    ズゼはすっかり安心して熟睡です。

     

    DSC01497

    マックは起きていて、こちらの様子をうかがっています。

     

     

    動物たちにとっても震災は大きなストレスになります。こんな平穏な状態がいつまでも続けば良いなと思うひと時でした。今後も、動物や入園者の安全を確保するために日頃の備えや動物園間での助け合いは大切と改めて感じています。

     

     

  • 2015年01月14日

    セツビのセ No.17 水禽舎改修工事始まりました

    セツビのセ No.15でお知らせしました水禽舎改修工事が始まりました。

    そのため、1月15日(木)から3月下旬まで、北側テラスでの観察ができなくなります。

    水禽舎西側からは通常通りご覧になれます。

    通行には支障ありません。

    ご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いいたします。

    水禽舎北側を西から見ると

     

    IMG_1787

     

    水禽舎北側を東から見ると

     

    IMG_1789

     

    水禽舎西側からは通常通りご覧になれますので、ご安心ください。

    (写真工事道具は休園日だけです)

     

    IMG_1792

     

    ガタガタと工事の音がしている中で、タンタンはのんびり寝てました。

    よかったです。

     

    IMG_1783

     

    ZiZi1号