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2015年03月26日
フラミンゴが巣作りを始めました
真ん中に座っている白いフラミンゴ(ヨーロッパフラミンゴ)が巣作りを開始した個体です。
いまは小さな土の山の巣ですが、これからどんどん高く積み上げながら産卵→抱卵→孵化→子育てがはじまります。
その様子を巣立ちまでお知らせしていきます。
そーかつ☆
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2015年02月22日
動物紹介シリーズ5 【続 王子動物園の珍しい動物たち】
前回は王子動物園で飼育している珍しい動物として、ボブキャットとコフキメジロムジボウシインコを紹介しましたが、今回はそれ以外の王子動物園で飼育されている珍しい動物たちを紹介します。
個人で飼育されている方もいますが、今回は2012年に日本動物園水族館協会に加盟していた約90園の動物園を対象に調べました。
なお、協会非加盟園館や2013年以降の異動情報は含まれていません。
〇ウロコボウシインコ
亜種のわかっているウロコボウシインコは王子動物園の1羽だけです。
〇 パナマボウシインコ
王子動物園と川崎市にある夢見ケ崎動物公園だけで2羽飼育されているだけです。
〇ヨザル
王子動物園、上野動物園、野毛山動物園、モンキーセンター、和歌山公園だけで飼育されています。
〇チベットヒグマ
王子動物園と熊本動物園で3頭飼育されているだけです。
〇シマスカンク
王子動物園と長崎バイオだけで10頭飼育されているだけです。
〇ビントロング
王子動物園、名古屋東山動物園、のいち、福岡、平川で飼育されているだけです。
〇アムールヒョウ
王子動物園、旭山動物園、横浜動物園、安佐動物園、福山動物園
〇マヌルネコ
王子動物園、上野動物園、名古屋東山動物園、埼玉こども動物園
この他にも綺麗な動物や可愛い動物たちが、いっぱいいますので、またの機会に紹介させていただきます。
そーかつ☆
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2015年02月12日
動物紹介シリーズ4 【王子動物園の珍しい動物たち】
王子動物園は、ジャイアント パンダとコアラの両方が見られる、日本で唯一の動物園です。
しかし、珍しいのはパンダとコアラだけではありません。そんな、あまり知られていない動物たちにスポットをあててみました。
〇ボブキャット
シアトル市と神戸市は1957年10月21日に姉妹都市提携を結んでいます。1967年5月15日には、シアトル、ロッテルダム、神戸の3港の間で姉妹港提携を結んでいます。
そして、友好親善として1993年にシアトルウッドランドパークから王子動物園にボブキャットという野生の猫の仲間が贈られてきました。
ボブキャットは、日本では、なんと王子動物園と平川動物公園の2カ所でしか飼育されていません。王子が1頭で、平川が2頭なので、日本の動物園には3頭しかいないことになります。
王子動物園のボブキャットはメスでエリちゃんと言います。誕生日は1992年7月31日なので、今年で23歳になります。
写真のようにお客さんに興味があるので、ガラスの近くまで来てくれたりします。
かなりの高齢なので動きもゆっくりですが、まだまだ元気です。ビックリさせないように静かに見てくださいね。
〇コフキメジロムジボウシインコ
中型のインコです。なんと日本の動物園では王子動物園でしか飼育していません。
年齢はわかりませんが、王子動物園に来たのが1979年7月29日だから、今年で36歳以上となります。
教えたわけではないのに飼育係が行くと、犬のように「お手」をします。飼育係も大好きだし、飼育係が持ってくるご飯も大好きです。だから、飼育係がインコ舎に入ると、すぐに近寄ってきて大きな声で鳴いてくれます。
この他にも珍しい動物たちがいますので、またの機会に紹介させていただきます。
そーかつ☆
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2015年02月12日
動物達のお誕生日 【2月】
王子動物園には動物台帳があり、そこには個体名、性別、誕生日、誕生地、父親、母親、搬入日、搬入先、転出日、転出先、死亡日、国際血統登録番号、国内血統登録番号等が記載されています。
このうち誕生日のわかっている個体を一覧表にしたので、2月分をアッブします。
動物の繁殖や搬入、死亡や搬出で、内容が異なる場合があります。
そーかつ☆
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2015年01月23日
冬は恋の季節
ぐっと冷え込む冬のさなか、フラミンゴたちの恋の季節は始まります。
1年のうちで最も赤く色が鮮やかになります。
バレンタインデイに向けて、ディスプレイ(愛の告白の行動)も盛んになり、ペアが決まっていきます。
この季節に、2羽のフラミンゴが嘴を寄せ合って、ハートの形になることがあります。
見られた、あなたは幸運です!
恋が叶うかもしれません
※残念ながらハートの形になるのはディスプレーではありません
そーかつ☆
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2014年12月26日
セキセイインコのピノの今!
セキセイインコのピノの展示をはじめました。
毎週木曜日から日曜日までと曜日限定です。
インコ舎のオオダルマインコの展示場に小鳥用のケージを入れて
セキセイインコの『すーちゃん』と一緒に展示しています。
作業の都合やピノたちの体調によって展示できない場合もありますので
ご理解お願いいたします。
やっと大人になったピノを見に来てくださいね(^-^)
オオダルマインコの展示場
ピノとすーちゃんは仲良くしてるなって思ったら
突然喧嘩したり、微妙な関係です。
そーかつ☆
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2014年12月20日
あかちゃんシリーズ9 カメの繁殖
今回はカメの話題です。当園では16種類ものカメを飼育しています。
繁殖の難しいリクガメを中心に人工孵化による繁殖に力を入れてきました。そして、昨年から次々とカメたちが繁殖しはじめました。
王子動物園では、1999年にインドホシガメを日本で初めて繁殖させた経験があります。その技術は後輩たちに受け継がれ、新しい技術も加え、結果が出始めたのです。
2013年には日本の動物園では初めて孵化器を用いてニシキマゲクビガメの人工ふ化、育成に成功しました。
手作りの孵化器(保温電球とサーモスタットと水鉢やミズゴケ、土を入れて温湿度を管理している)
孵化器の内部(卵がいっぱいです)
その後も次々と繁殖が成功しています。現在、繁殖に成功して展示している子ガメは、ニシキマゲクビガメとヒョウモンリクガメ、アカアシガメです。
ニシキマゲクビガメの親
ニシキマゲクビガメの子供
アカアシガメの親
アカアシガメの子供
ヒョウモンリクガメの親
ヒョウモンリクガメの子供
子ガメがたくさんいるので健康管理のために個体識別をするのに甲羅に番号を記入します。
体重測定。健康管理のために一番重要な仕事です。
便で汚れてしまうので、お湯で洗ってあげます。
展示している子ガメの看板。
先日、私が担当者に『たくさんのカメが孵化しておめでとうございます』と話したら、
担当者からは、『どうしてこんなに沢山の孵化に成功したのか、完全にはわかっていません。これがわからなければ成功したと言えないのです』と言われました。
彼らは繁殖に成功しただけでは満足していなかったのです。
凄く嬉しい言葉でした。
これからも試行錯誤しながら、稀少種の繁殖、種の保全に貢献してくれることと思います。
この子ガメは太陽の動物舎の中で展示していますので、ぜひご覧下さい。
そーかつ☆
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2014年12月18日
冬の動物園
寒い日が続きますね! 昨日、今日と王子動物園でも雪が降っていましたし、ふれあい広場などでは氷もはっていました。
今日は冬の動物園について紹介します(=゜ω゜)ノ
みどころページでは「ホッキョクグマのドボンタイム」をご紹介しておりますが、冬期は休止となっています。
実は寒いところが好きなはずのホッキョクグマも、わざわざ冷たいプールに飛び込むのは嫌なようなのです!
しかし、12月~2月の間は「ホッキョクグマの雪あそび」を毎週土・日曜日の13時15分より開催しています♪
降雪機で積もらせた雪山の中にエサを隠し、ホッキョクグマのアイス・みゆきに探し出してもらいます。
写真はみゆきが頑張って掘っている上から雪が降ってきて、降雪機に怒っているところです!!
また、寒いところが好きなのはホッキョクグマだけでなく、ジャイアントパンダもです♪
昨年王子動物園に雪が降ったときには大喜びでした(≧艸≦)
いつもとは違った動物たちの様子も見られますので、暖かい恰好でぜひ冬の王子動物園にお越しください(o’ ’o)
そーかつ☆
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2014年11月23日
動物紹介シリーズ3
フラミンゴのパンチ
今年も春から夏にかけて、たくさんのフラミンゴが繁殖しました。
11羽もの雛が元気に育ち、多すぎて見分けがつきません。
が、その中で一羽だけ成長が遅く、目立って小さい雛がいました。
担当者がパンチと名付け、気にかけていたのですが、しばらくすると
少しずつ足が曲がって、開きはじめてしまいました。
このまま放っておくと立てなくなって死んでしまいます。
【足が曲り始めたパンチ】
他の鳥でこのようなことがあれば、足を結んで治すのですが、
フラミンゴは足が長いために難しいのです。
治療に専念させるには、群れからいったん離さなくてはなりません。
しかしパンチはまだ雛で、親からフラミンゴミルクという赤い液体を
もらって育つ時期です。
まだ自分では餌を食べられないので、足を治すだけでなく、担当者が
親の代わりに特殊なミルクを作って飲ませなくてはなりません。
親から離され、人を怖がって逃げてしまうパンチ。
…ただ人が育てるだけでも難しいのに、成長不良で足が悪くて…
沢山のリスクを抱え、問題が山積みでした。
とはいえ、王子動物園では1977年に日本で初めて
人工孵化させたフラミンゴの育成に成功した経験があります。
その時の担当者は定年後の今も働いてくれていて、人工育雛の方法を
担当者に教え込んでくれました。
写真上 【繁殖賞】
写真下 【日本で初めて人工繁殖に成功した雛】
しかし、ミルクを作ってパンチの口元に持っていっても、
嫌がって逃げるばかりで飲みません。
そのため、食道に直接ゴム管を入れて強制的に飲ませました。
最初はいやがっていましたが、慣れてくると自分でゴム管を
飲み込むようになりました。
写真上 【強制的に給餌を行う 大先輩に指導を受ける】
写真下 【担当者が自分で強制給餌をできるようになる】
足は上下2ヶ所を結び、曲がったところを戻すように処置を続けました。
なかなか効果は出ず、毎日足に貼ったテープを取り替えるので
パンチもいやがるし、薄い皮膚が剥がれそうになってきました。
【スポンジやゴム輪を使って足の矯正を行う】
獣医の提案で、人用の装具を作製している川村義肢株式会社の方に
お願いすることになりました。
人とフラミンゴとでは足のつくりが全く違うので、どうなるか心配
でしたが、出来上がった装具はパンチにピッタリでした。
歩き方も今までよりはるかに楽そうです。これで毎日取り替えることもなく、パンチに嫌な思いをさせることも少なくなりました。
【川村義肢株式会社 作製の装具をつけたパンチ】
その頃からです、あれだけ人を嫌って逃げていたパンチが担当者に
すり寄って離れなくなりました。
【担当者と仲良くなったパンチ】
人と動物の心が繋がった瞬間でした。こんな嬉しい瞬間はめったに
見られません。
今もパンチは一生懸命頑張っています。少しずつですが体重も
増えてきました。
もともと成長不良があるので、これからも気を抜けませんが、装具もなくパンチが歩けるように、そして、いつの日かお客さんに見て貰えるようにパンチも担当者も頑張ります。パンチは11月21日から一人で餌を器から食べられるようになりました。パンチからは沢山のことを教えてもらいました。
これからもパンチを育てていくことで、新人担当者も飼育係にとって一番大切な「常に学ぶこと」、「心から動物たちを愛すること」、「決して諦めないこと」を学び一人前の飼育係へと成長していってくれることと思います。
たった一度パンチを見に来られただけで、パンチにぴったりで、しかもちゃんと歩行できるようになる装具を製作していただいた川村義肢株式会社の皆様に感謝いたします。
そーかつ☆
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2014年11月12日
王子動物園の小さな秋
紅葉の季節です
神戸市には六甲山や再度山、摩耶山、森林植物園など、紅葉の美しい
ところがいっぱいあります。
王子動物園はというと、実は桜の名所で、モミジなど鮮やかに紅葉する木は少ないのです。
しかしモミジにはおよびませんが、桜も赤っぽく紅葉します。
また、園内には5~6本のモミジや紅葉するツタなどもあります。
なかなか見つからないかもしれませんが、探してみるのも楽しいと
思います。
動物を見るだけではなく、秋の気持ちいい時間を、園内の木々に囲まれたベンチに座ってのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか?
きっと癒されると思います
観覧車から撮影した園内の桜(春)
観覧車から撮影した園内の桜(秋)
写真中央のハンター住宅の桜が綺麗です。
その手前には科学資料館の屋上庭園があります。
写真スポットとしてお勧めの場所です。ここを拡大すると…
なかなかお洒落な雰囲気です。
さらに、屋上庭園からハンター住宅を見ると、いい雰囲気です。
園内のモミジ。11月下旬には紅葉すると思います(写真は昨年撮影)
動物とこどもの国の入り口のツタです。これも11月下旬には紅葉すると
思います(写真は昨年撮影)
紅葉した葉は逆光で撮影しても綺麗です。
桜の紅葉は今がピークです。
この他にも、園内の秋を発見できるかもしれませんので、ぜひ秋を
探しにお越し下さい。
そーかつ☆
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